軍国に生きたかつての青年は 「優しく在れ」と我が祖父となり
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雨靄の盆入り前夜帰路を行く冬さながらのホワイトアウト
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かねたたき夜雨に叩く たちまちに雨音立てばしばしまた止む
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植物の 鉢に小虫が 群がって… 驚くばかり なすすべもなく
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RTA時を超えて蘇るドラクエIVの電子音とグラフィック
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絡みつくトゲつる草のような人 避けてもつるをヒュルヒュル伸ばし
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盆入りに 亡きひと想い 空見上げ 想いを馳せる 穏やかな夏
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生きるとは何?って神にたずねたら「ポテチ食べすぎて後悔すること」
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濡れた髪からシャンプーが香りたつようになんだか大人びた杉
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仏壇の掃除しながら弥陀見上げ歎異抄などそらんじてみる/お盆
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故郷ふるさとの 当時のままに 赤き橋 渡らば祖母との思ひ出よぎ
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この間いっぱい買ったはずなのにもう靴下がなくなりました
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仏壇の過去帳見れば知らぬ名の仏様たちたむろしている/お盆
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蒸し蒸しと のぼせた夜に やわらかな 薄月盃影うすづきはいえい 夜もほどけて
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しその葉を一枚残さず食べたのは どこのバッタかキリギリス お盆でなけりゃ許しておかぬ
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今日もまた 2km離れた 実家まで 機内モードを 解除するため
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本棚に眠る積読品定め長い旅行の連れ合いひとり
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夏祭り 夏休みの孫集まれば 疲れるほどに 癒されてゆき
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情熱の緋色が 僕を動かして もう止まらない 誰も止められぬ
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墓などは建てずにおくと夫と決めとはいえ度々親の墓には
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宙にピタ 静電気ほどの振動で 蜻蛉の翅の薄玻璃の影
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堂々と推しメンですって言えるかな火照る心隠して晴れやかに
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図書館で短歌の本を探したらコーナー小さくて気が遠くなり
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わっ君が!予期せぬ遭遇顔伏せて今日の幸せゲージいっぱい
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三日月の形で眠る猫の腹わたしが入るスペースは無し
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この象はきみのやさしさの形だと微笑むきみが持つ哲学書
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可愛いよ君の恋する横顔 綺麗だよ僕を愛する君も
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三日月のかたちで昼寝する我に猫が寄り添い満月になる
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寄せて上げるというよりただ支えるそういうのが好き人もブラも
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澄みやかなこころの種を植ゑてゆく世界が花で満ちゆくやうに
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