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そびえ立つ山の向こうで暮らしてる君も見ている落ちそうな雲
13
秋雨の 前線見舞う 盆休み 期待はずれの 40度越え
4
はよおきた 喜んだ顔が焦りだす スマホの画面に
11
の文字
6
血圧が 百四十も ある妻に おっと九十 話しにならず
2
ただ生きて 死んで行くのが 辛すぎて 人と獣は そこが分かれ目
2
堕落した 世の中にいて 崇高に 生きる理想は 未だ降ろさず
5
爪を切るぱちんぱちんと切っていく 私の努力もこれでさよなら
10
花火さえ金燃やす気する野暮なれば 入場料をばひとりケチりたり
10
操縦士
抗
(
あらが
)
う声と乗客の揺れる言葉と御巣鷹の尾根/日航機事故40年
18
誕生日 前に変身願望か?! 髪切り心 軽く柔らか
11
蘇る昭和の歌たち ホコリまみれのギターひっぱり出す夏
5
陽炎に 街の景色も 揺れ惑い 息することさえ 夏の試練に
6
盆を期しダムの湖底が露わるる 先祖の霊は野を駆け巡る
4
靴紐がほどけていても歩いてる私は結んでほしかったのに
6
夏だからという理由で減塩でない味噌汁を飲めばしょっぱい
17
老母逝き 置いてゆかれたと 泣く妻の 背
撫
(
な
)
づる
孫よ 焼場の空は澄み
5
先月は 蝶の
集
(
たか
)
れり ノリウツギ 花影消えて
野鳥
(
とり
)
の戻りぬ
15
盆セット松明もあり六本で 先祖多きは道に迷いて
5
あずき炊き耳はラジオに浴衣縫い戦火知る祖母反戦を説く
9
この雨は降る所には過剰にも 降らないところ貯水率ゼロ
3
マンションの洗濯物が疎らなり みなみな出かけた、クニに帰った
16
姿良く浴衣まとひし手弱女の すっとんきょうにサンダルを履き
14
嫉妬しちゃうその恋心歌心 少しでいいから僕にも分けてよ
5
うらぼんえ両岸の
魂
(
たま
)
郷
(
さと
)
がえり街のぬけがら ひとひら寒し
12
それぞれの想いがひときわ眩しくて 恋に焦がれる心に焦がれ
8
右左決める時には躊躇する時間くらいはせめて欲しいな
18
短歌って絶世の美女みたいだね 皆が捧げるラブレターかな
6
まじですか 部下に笑われ ランチする この夏初の 冷やし中華を
25
農園で 一気に咲いた ひまわりに しばし見惚れ ほっと一息
22
打ち合わせ 合間に寄りし 道の駅 ぶどう販売 思わず手に取る
15
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