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雨降れるしづかなる世界にただひとり傘のうちには終はらぬ絵巻
15
色々な人の思考を飲み込んで変質する我はプラスチック
10
物語終わるも彼らの生は続くわが脳に
2cm
(
2センチ
)
ほど間借りして
10
風過ぎて樹の形そのままに落ちた葉は薄青のたましいの抜け殻
8
はらはらと散りゆく花に重ねます見送る背中次会える日は
15
殉国の同期の桜今ぞ散る帰らぬ日々に浮かぶ笑顔は
10
花ざかり美しいほどせつなげな友に捧げた同期の桜は
10
咲けば散る桜はいかに思ふらむ醜く老いて残るこの身を
14
約束をするたび切り落としてたらとうとう最後の薬指まで
6
耳塚のように建てるか記念碑を恋人らから奪った釦
4
ぼってりとした膨らみを幾年か育てているがまだ生まれない
6
満開の桜の下のランドセル照れくさいのだろ変顔の孫
25
尾灯
(
びとう
)
切れ 気づかぬものを 気づきしは 父のたすけか ありし日の
如
(
ごと
)
15
思い出の 二人で見てた この桜 涙の筋に 貼り付く花片
20
春迎
(
はるむか
)
え ニンニク、ネギが
顔
(
かお
)
出して 見つけた時が 今年の家庭 菜園
初
(
はじ
)
め
6
起きなさい着替えてごはん前向いて歯磨きお風呂早く寝なさい
12
「元気だよ」「気にしないでね」に隠された「寂しい」だけが伝えられない
21
花散らば何に心を慰めむわれをも共に誘へ山風
10
行く末は道分かぬまで散る花の雪踏みなづむ志賀の山越え
9
理想は高い方がいい 君がもう死に場所を決められないように
8
消えたくて 死にたくなくて 消えたくて 記憶からすっと なくなりたくて
7
桜咲き春の盛りを感ずるもあまりに暑く思考が鈍る
4
このころは行き交ふ人の衣手に都はなべて花の香ぞする
10
キミ達も伐採されてしまうのか今年が最後 桜のトンネル
10
時空すら歪めるほどのキャンバスを埋める純白 はるは束の間
10
納得をしているような素振りまで似なくていいよ 蒼白い影
5
誠実に向き合えなかった 泣かせてばかりだった 理解してなかった どれも思い出の楽しさで塗りつぶしていた
3
もう少し夏の暑さは待ってくれ 心と二の腕の準備がさ…
16
携帯の充電おわり ねこ母の充電おわらぬ しんどい午後よ
18
午睡あけ 時すでに遅し 夕飯の メニュー決まらず 短歌に逃避
11
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