風呂上がりグズる赤子に服を着せ 肌着が逆だオムツも逆だ
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海の見える施設に入るといふ ひまわり色の風見える部屋
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プリキュアになりたい夢がケーキ屋に 春の近づくほんのひと足
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押し花を挟んでおいて忘れ去り たまに本ひらき「あら」と嬉しき
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鼻チューはやさしく撫でてあげましょう ねこのねこなりの愛情表現
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CAさん。 昭和の母は スチュワーデス 聞きとる吾子は 「ちゅっちゅおでっさん」 / 連呼せどなんのことだがわからずに…😅
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穴二つ 人を呪わばあるという そもそもここは穴の底だが
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僕のこと「優しいね」って言うけれどそれは錯覚、ほらひねくれてる
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終わり これがあるから 好きになれる 永遠なんて とんだたわごと
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数学は かんぺきだから なんか嫌 だめだめだから 愛しいぞポエム
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「世界」なら小さい「地球」はデカすぎる デカい デカすぎ 今日も眠れん
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耳すませ雪の聲ききあるく朝今だけの空目で抱きしめて
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朝焼けも月も美し夜明け時 心に納め今日を始める
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気に留めぬほんの些細な出来事が夢の中では破茶滅茶ドラマ
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煮豆かな納豆も有り福茶でも年の数だけ食す為には
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青空の この澄み渡る空気吸い くろい心が治れと願う
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ひだまりの 温もりの中 サングラス 日光浴する 父を想って
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友チョコを悩みに悩んで決められず 会う日迫りてくるので焦る
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絵になるね キャットタワーの中段で チビ猫ふりむき 見返り美猫びねこ
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いつまでも海を知らない君だからグッピーにまだ恋をするのね
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知り合いがツイートしても返せないだってやり方わからないから
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人間はいつもちょっとだけ、さみしくて じゃあ私らは言葉まとおう
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やむを得ぬ 生きているなら汚れると 覚者の顔でつぶやいてみる
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片付ける スピードよりも散らかすの もっと速けりゃそりゃ片付かぬ
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我が家には 食品ロスはありません 消費期限を決めるのは俺
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言葉なく心動かず歌よめずそういう朝も認めてあげよう
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こちらへと羅針盤の指す向きは 樹氷の森の白き嘘なり
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幾段をかぞえることは諦めてこの一段をなんどでも踏む
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芽吹く音いちじくの木に生命ある バッサリ剪定ためらいのこる
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午前二時 早く寝ねばと思いつつ アマプラで魅入る BS時代劇
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