生命と赤い果実が地に満ちてマルゲリータに創世記あり
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誰からも選ばれもせず🀇🀏ヤオチュウのような生を逃げてきたので
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ツィゴイネルワイゼンが聞こえ来る歯をチャッチャッと磨きいる時
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雨の日も傘を手に散歩 犬は晴れの日よりも喜ぶ
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人類で 薄めてあおる なさけなさ 主語自分 では 濃くて飲めない
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飛行機の 隣の席で はしゃぐ子は 十年前の 私のすがた
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おはようの 声でまどろむ 6時すぎ 列車は進む 神待つ国へ
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もう溶けてしまった白い雪の玉 君にもらったブールドネージュ
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山笑う 私も笑う なぜかって 2匹の蝶が 交尾してたから
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春が好き いつからなの 前世から 桜の下で しんだころから
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気になって外させ奪った眼鏡ごし あなたの裸顔わたしの裸眼はおそるべし
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ときめきを忘れずいよう君の眼が輝く ショーウィンドウに映って
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電車乗り 海見てカフェ行き温泉も 君との疲れはおだやかにゆく
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いつの日か記憶は褪焼茶セピア色になる それでも君は愛してくれる?
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抱きしめた僕の胸へと吹き抜けたベルガモットの香りの吐息
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花の発情期の香りただよへば上気のぼせる顔をマスクで隠す
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進むだけ 僕が見つけた 世界線  陰も陽も 栄養にした
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満開の枝垂れ桜に隠るごと命削りて老梅の咲く
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卒業にかかわる機会ほど遠く 自身の成長感じない春
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なめくじくん なぜ突然に あらわれる 塩をたくさん あげたくなるよ
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春の駅 袴女子おり その胸に 抱く花束 卒業証書
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眠る前最後に君の「また明日」聞けるサブスク リリースしてよ
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やろうかなやめておくかなこの頃は何につけてもやめるのが勝つ
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月1度夫婦ふたりのカラオケ部 私語厳禁で歌いたおす
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蒲公英たんぽぽを真似て爪先で跳ねてみても1秒もたず影を強く踏む
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まだ知らぬすべての人にもの言わぬ白紙のままで逢えたらいいのに
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剣道具 担いで自転車チャリを漕ぐ子らに昔の我の危うきを知る
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作品に意味を持たせなきゃいけないというこの風潮だけ潰して死にたい
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生きづらいことがこんなに多くって阪急電車はただいま不通
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貴方がさあんまりあの子と話すからいやね妬けちゃう刺してやりたい
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