すぐ近く隣に君がいるのにね ずっと見てない気がしている
7
ランドセル 見えなくなるまで 見送って 事故に遭うなと 祈り毎朝
10
夏至の夜の大きな月の通り道君は辿っていったんだねぇ
12
依存など捨ててしまえというポスト それじゃスマホを海に投げよう
7
なんだかね心が疲れたそんな夜 大したことはしてないのにね
8
ツイキャスもツイッターも見たくない 人に疲れて一人で短歌
7
夏至の日にゆっくり沈むおひさまを見れない今年は損した気分で
8
このツイにいいねを君がしてたから 地元そこなんだ?ネットリテラシー……
5
進化から取り残された獣たち二本の足で立てるふりする
7
逢いたくて ただ逢いたくて 戻りたい あの日のあなたと また歩きたい
9
地に足がついてない 将来は雲になりたい 風に流されたい
5
金曜はカレーの日だから駅前のスペインバルには誰かと行って
13
この先の 列車の夢の 儚さに 身を委ねれば 楽に泣けるかな
5
雨上がり 国道撫でる タイヤたち 蒸した匂いと 藍色の空
15
瞼綴じまぶたと   蒼き夏の日とあお          蝉の声せみ     君の瞳を 永遠に想えばとわ    
7
白息としらいき   凍てつく霜のい      指絡め 暖取る日々のだん          愛しさたるやいと         
5
「お客様、さっきもいらしましたよね」「座りたいので…(もごもご赤面)」
11
嬉しかった言葉をみっともなくなぞる深夜、鈍行、山手線。
6
現世が 練習ならば 来世は 楽しみながら 生きられるはず
19
夏至の午後六時に外に出て歩く茹だる日差しの残り香をすう
8
唐草の 風呂敷被った 盗賊の 「迷わず行けよ、 行けば わかるさ。」
7
人間の暗い気持ちを喰い尽くす そんな相棒隣にいたらね
8
モナリザ完璧に描いた落書きそれこそがヒトが我たり我たらしめた
3
好きなひとに 好きだと言えて 私も、と言われる世界で ほんとに良かった
8
横歩く 笑顔の君に 見惚れれど その目に映る 我が身は友か
7
閉じてゆく長いひかりを見送れば 柔い月から受け取る名残り
5
上は桜 真ん中はバラ 下は犬 忘れるものかこの幸せを
4
インスタで ひと口食って 写真撮る 残ったパフェに想いを乗せて
3
夜空見る 幾億光年 彼方から 光届けし 我が心まで
9
花は綺麗であれと思ってきたのだろう 茶色い紫陽花勝手に苦しい
4