まぁいいとフタすることが増えてきて誰の人生かわからなくなった
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連休のおわるさびしさかみしめるまたあう日まで元気でいてね
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四十年月日が立つのは早いもの只私の気持ちはあの日のまま
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道ばたで煙草を吸うな フェティッシュで人を殴るな 猫が見てるぞ
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「私」と「「私」」と「「「私」」」……たちの争いを外で見ているしかない私
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死ぬときは みんないっしょね 女子たちの 弾んだ声が 響く教室
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現実もSNSも眩しくて独り布団の闇に安らぐ
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数えてね そこのベットに いるあなた 羊になって あらわる私を
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歌がへた 絵がへただよと 悄気る子ら 大丈夫、私は生きるのが下手
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ハッピーバースデイ君が幸せかはさておいてハッピーバースデイ
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春宵のみちに男女の睦みつつ烏龍ハイを煽りぬるかな
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いつまでも いつまでもただ いつまでも 君の背中を 追ってたいんだ
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あのときの花火に消えた君の声追いかけるのはもう諦めた
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河津咲き 春の足跡 来にけるに 未だ溶けざる 心のしこり
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イヤホンを外せばみっしり押し寄せる病室中をおよぐ幽霊
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牢獄の居心地たしかめ木曜日。囚人にも看守にもなるのはごめんだ
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韓の国と急接近、レレレのレ、出来なかったきのうが、むしろ謎
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母が去り 一年立った春の日に 今思う 一緒にに行った父の墓 二人で共に
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家を出る  息子の気持ち分からずも  卒業  自分なりの心配と 納得の葛藤かな
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寝付けずに 半信半疑で深呼吸 やはり眠れな………あれもう朝か
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おじいちゃんゴハンはさっき食べたわと騙せば納得やはりボケてる
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満ち足りぬ今日を満ち足りたようにしたいLUSHのバスボム力を貸して
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とうとさがあったのですね本の背を伝うあなたの指先とかに
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止まりをる桜の下のパトカーは花の開くを見守りたるか
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水温を確かめるように爪先を差し入れてみるスニーカー 春
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またね なんて聞きたくない あしたのあさごはんのはなしをするの
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「えっ、マジで?生きてて偉いね、そんなんで。焼肉行こうよ、奢るから」 君のこと全然わかんないんだけど、君が死んだら僕は悲しい 
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文明の灯りが消えた宙を見たい そんときゃ僕もいないんだけど
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夢?希望?郷愁?感謝?愛?絆?「そこに無ければ無いですねー」
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指の冷え缶コーヒーで温めて君が来るのを待ったコンビニ
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