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やみひとへ つみにあらずと つたえたい 生きていること 息をすること /死をのぞむこと 死にきれぬこと
11
空を舞ふ如 浮き上がる一隻の船 奇跡なる
海市
(
かいし
)
マジック/海市=蜃気楼
21
昼日中とどむ三十八度線朝な夕なに虫は鳴ひても
10
右耳を掻く間に左も刺しし蚊に「我はキリストにあらず」と言ひたし
14
楽しみは高額な物に限られずスイカに塩を振ることに似る
27
将来の夢はあなたともう一度 散歩すること 可愛い犬へ
14
枯れた星よ 夢見る夜なのに私だけが過去に囚われている
9
グランドに熱き球児の声は消え カラスが一羽 涼む風の音
25
風渡る 青田の稲穂も垂れる頃 秋刀魚の匂ひ恋しくなりて
26
乾涸
(
ひから
)
びた欠片あつめて泡立てる ネットに入れたい希望と愛も
14
長女猫
(
あのこ
)
との想ひ出 胸に迫り来る けど歯を食いしばっちゃダメだよ
18
ねむい夜ちょっと誰かに甘えたい 猫でも居ればいいのだけれど
12
おみやげを見ると死ねない わたしの死後の親しき人を
惟
(
おもいみ
)
るから
10
あなたから巾着袋をうけとったわたしが死ぬるわけにいかない
10
日銀は いつもゴドーを まっている 政治文化か 黒船(ベッセント)だより \日銀 利上げタイミングも外圧頼り
10
「絶対にまた会えるから」と言ってよ いつも終電で 帰れてたのに
6
めぐすりの つくかつかぬか またたくま しはおとづれる いしきせぬさき \予行 ねむり
14
やっぱりさ歌会始は
硬質
(
こうしつ
)
系? 煌めく宝石みたいな歌かな?
9
9
月から更新されないタイムツリーもう芽の吹かぬ木を眺めている
9
それぞれの人の歩幅をそれぞれのプレイリストが支配している
9
「 」
2
宿題が後回しだった夏休みその無計画の成れの果ての吾
13
やみくもに会えば当たるはやむを得ず夜道に虫は先も見ず飛ぶ
6
やっと君と 夜の営み 感想は 「えっちしたなぁ…」 それだけだった
4
「好きです。」と 体育館裏 逃げられた あの子はきっと 機内モード
5
デフォルメを された私も 愛してよ 作画崩壊 していくけれど
5
憂鬱が 肺の底から 押し寄せる。 苦しくなって ため息を吐く。
14
残暑という三ヶ月間の地獄にてゆらめく大気と都市の道筋
8
山のそば 海の近くや 盆地でも 暑さ寒さも 住んだら都
9
車内にて寝るおじさんの口からは
御魂
(
みたま
)
がふわり金曜の夜
9
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