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半年も楽しみにしてた今日なのに 熱に浮かされタミフルを飲む
7
絶え間なく吸啜をする未熟児の眼に「生きる!」の輝きを見る
5
フォークからポロンと逃げたミニトマト「刺されてなるか
!
」と意志あるようで
8
この箱を閉じれば終わり君が
嫁
(
ゆ
)
くための荷造り手伝いに来て
7
叱られてごめんなさいが言えなくて下向き渡すパピコ半分
7
もう一話アマプラビデオ春の午後 結局ハマって最後まで観る
6
月景に紅白幕と笛の音の花の宴の止むを覚えず
3
屋外で 二人向かいて 飲む酒や 三年ぶりの 春月見かな
5
君が去り言葉は残る胸のうち春ののどかは誰かの痛み
10
「信じない。鉄の塊が浮くなど」こういうときには握ってくる 手
7
彼ならばもっと綺麗に撮るのだと思いながら桜道撮る
4
鎌鼬信じてたころ恐れてた桜花びらに足刈られること
2
桜道 花の影がうつりこむお気に召してる黒の
外套
(
がいとう
)
2
細手首 余程想いを抑えねば 折れ伏しそうで 掴むに掴めぬ
1
君を送る 人だかりにまじれなくて 強がって 無関心なふりをした春
5
Björk Guðmundsdóttir
(
ビョーク・グズムンズドッティル
)
に似てる彼女と昨日ライブに行った
1
これ以上嘘は重ねぬ創作は必然どこか嘘つきなので
1
いさぎよく散るこそ桜もののふの八十宇治川を
埋
(
うづ
)
む花びら
4
一年を振り返りまた加速して歩む三月三十一日
2
昨日なんだったんだろう 笑ってるコアラのマーチだけ残された皿・
7
不機嫌な朝でもきみの靴下の穴でおはようしてる親指
11
山づとに折ればかつ散る桜花さらば眺めむ風にまかせて
3
果てしない空へと枝から放れ舞うさよなら太陽深く潜る夜
2
ピカチュウが黄ばんだ紙で笑ってる 描いた
2
歳児只今
25
6
聞く言葉
三十一文字
(
さんじゅういちじ
)
になっていく ココロ落ち着け脳内整理
2
なんとなくネガティブモード入ってる 桜の花道散歩しようか
5
あなたから 欲しかった言葉 単純に 「ダイスキだよ」って たった
6
文字
4
そういえば君は私のカンフルだった今更だけど依存してたの
2
さくら咲き散りて吹雪いて花筏兎角やまとの春ぞ麗し
1
朝、チーズ。昼はサラダかお味噌汁。こうでもしなきゃ落ちない脂肪。
3
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