エイプリルフールに交わす嘘が嫌い SNSをそっと閉じる日
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窓側はゆずりますよどうですか? たのしいですか、昼間の海は。
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「マイアプリ」ギガの確認取り込み中取り込んだまま四月を迎える
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「海すごい!」なんて貴方は陽だまりで笑っているから俺はうれしい
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やったあと言ってないとか忘れてはこともなさげに言うやつばかり
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仕入れしてまた仕入れして売っていた在庫一掃閉店セール
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嘘つきにダマされやすい人なので四月馬鹿とか致しませんよ!
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許すとか許さないとかじゃなくって猫に恥じない暮らしをしよう
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土の匂いあふれる春の道行きは冬になくしたものばかりみる
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真夜中の水族館にぼくたちがあの日求めた解を泳がす・
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言い訳がきかないほどに春になり車窓には青白磁の空
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エイプリルフールに出会ったぼくらは嘘を投げ合い生きる運命
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行き場ない 迷子の気持ちと 手をつなぎ 耳を澄まして 道場の朝
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花染の衣着ぬ人なかりけり嵐の山に桜狩りして
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旧歌人らはサンデーモーニングと同じ考えが多い 世間とは違う
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平等や平和人権ことさらに言うは怪しい「悪魔は天使の顔をしている」
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波来れば波に浮かびて漂へる水際にをりし一羽のかもめ
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細々と星を結んで歌を詠む 今日からここに残しゆく跡
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馬鹿話したあの夜も過去にして明日から大人のフリするんだろ
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記憶ごと桜の色で埋まりそう君の横顔見れないままで
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その角の電信柱を通り過ぎ見えなくなっても見るランドセル
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終電で絶対帰るし夜中には爪を切らないわたしはよいこ
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全速力で生きていた彼はいまごろあの橋を渡りきったか
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花散らす冷たい雨に春が逝く 天使の梯子のぼる君の背
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蒼ざめた瞼の縁をたどりつつ 温もり探す花冷えの下午かご
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薄氷をそれと知らずに踏んだって笑っていろと無茶ぶりをする
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人はなぜ失敗からなお学ぶのか?そこで根を張り花咲くためだ
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晴れた空 浮かんだ歌のアイデアが思い出せない 雲が流れる
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沈黙はやさしい時間わたしたちさくらさくらで埋められていく
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桜咲く春の日に君が僕の名を呼んでくれたから明日も生きる
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