たくさんの絶望たちとマブダチで、今は連絡たまにするくらい
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ちま猫は たいそう活発なねこなので 首輪とときどき 分離している(セーフティ首輪)
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こんな大人だけどガキのわたしが肯定してくれる、そんな大人
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嗚呼、鳥よ。 カラスやはねや鳩やや 覆い被さる 大きな黒や
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精神と 心の反する落ち度が 今 私の中で 叫び散る
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隣でいつも支えてくれる存在は いつまで経っても えげつない。
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果てしない心の隙間 虚無の皺 息を 吐く泣く善く美しく
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あの推しも星になったと言えたなら 白い欠片はあの子じゃないと
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荒波の すこぶる悪い この天気 かかってこいよ 喧嘩上等
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よみがえろ、天上天下 唯我独尊 我はこの世に一人也
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僕たちは 見えない未来さきへ行くんだね 優しさだけを灯火にして
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柔らかな笑みを浮かべたその顔を 見ていたかった遺影じゃなければ
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ふとその顔から 別れがじんわりと涙を煽る まだ先なのに
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最期まであの子が隠した感情を 私が抱えて走ってゆけたら
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幸せの意味を知らずに散る推しを “幸せにする” ただこの筆だけが
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ねぇ、なぜと 訊けなくなって 久しいが 欲しい答は いつでもここに
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楽しそう 外の景色 笑い声 ちょっとまってて。今行くからね。
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夢に酔う 明日への希望は虚しくて 妄想未来であなたを待つ。
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ゆるり照る 打ちひしがれて 風に凪ぎ ほのかに薫る 夢への旅路
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お湯張りの設定温度一度下げ今日の疲れをゆるゆる溶かす
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まあ俺は お前にフラレて 泣きながら マックも食える メンタルで行く
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偉そうな大人を茶化し怒らせて 自分の居場所確かめていた
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ズルズルとおおきな音をたてながら ラーメンすする彼女に惚れる
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俺のこと興味ないふりしてるけど 夜が明けるまで着いてくる月
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ばっかじゃないなにやってんのつかえない ずっと彼女に言われていたい
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嫌味でもジョークでもなくただ他人を 傷つけるための言葉を選ぶ
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現実を 受け入れること 叶わずに キミの言葉こえさえ 耳塞ぎたい。
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短歌うたを詠み 君にキモいと思われど 吐くとこなくて 吐きくだしてる
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窓ガラス拭けば明るい心地へとようやく歩き出す昼さがり
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食卓にかすみ草など飾りつつ終わった恋は残さずに食む
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