アレルギー これは空気が アレルゲン 息をするなと 言っていますか
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風通し よくしていても 埃あり? ほんまかいなと 機械疑う
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台風が 長く居座る この夏は やっぱり変だ 気候変動
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雨が降り地面の上に映されるもう一人の僕が住む世界
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雨粒がうちつけ奏でる旋律が愉しくなったり哀しくなったり
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台風の音にまぎれる虫の声熟睡誘うBGMビージーエム
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夏用の枕そろそろお暇かいやいや蒸してまだまだ出番
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少しずつ本を読もうと決めたのだ 買って満足の私をやめる
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十時には風呂の修理の業者来るイケメンかしらイケオジかしら
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雨の下 冷たい水を泳ぐこと 子供のように楽しみにして(休止かよ、がっかり)
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悪天候 屋外プール最後の日 休止となりぬ 我が夏終わる
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実家へ帰り親父元気溢れるえずく痰吐き懐かしい朝
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台風に蝉のことなき願いをり細きいのちをつなぎ詠ふを
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ふとみると洗濯ネット破けてる想い出詰めすぎのわれのように
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後朝きぬぎぬの涙を露と宿しおきてなほ面影に咲ける朝顔
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いつもより迷走台風ノロノロといつまで居座る夏の終わりに
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暗闇にリンリンと鳴くすず虫に耳を澄ませば秋はそこまで
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朝方に愛猫きみに起こされ餌をやる心優しき慈愛の眼差し
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西欧にて胡椒は肉食に不可欠な黒き黄金とも言はれき をかし(医師脳)
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水たまりにボチャンと入る子の姿 懐かしくあり眩しくもあり
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野暮天やぼてんをあえて装う風流士 据え膳食わぬ男の美学
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マテリアル 融合すれば稀に見る素晴らしいもの目に焼きつける
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たぶん今日 初めて会った人なのに 誰に似ている誰を見ている
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てのひらの上に残りし土の香は 遠くなりゆき八月の原
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真夜中の電話だれかにとって今はたった一人のひとかもしれず
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大切な物を絞れるようになる頃からトトロが見えなくなった
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現世では ちょっぴりつらい みち歩く 宿命だよね なら仕方なし
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眠る間も 惜しいと吾に 暗示かけ 短歌詠みつつ 深夜愉しむ
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ごめんねと言えば言うほど我が心浄化される気がする…なんて嘘くさ
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島さんが働いているコンビニにふらりと寄って買う缶コーヒー/(島さん(漫画)を読んで)
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