おひさまが全てのものを照らしてる失くしたものを探せるように
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散る花が空をめいめい切り取って溢れ出てくる思い出がある
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さくらばな夜風に散った花びらの柔き刃に胸突き抜かれ
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春風にビニールハウス輝いて遥か遠くの海辺のごとく
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盥から溢れでる水わすれても忘れきっても思い出の澱
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お日様が体に沁みる左手に右手添えれば春のぬくもり
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いつだって私はわたしの外にいて窓の小さな牢獄の中
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子育てを知ったかぶりの口先に 胸にじわっと桜舞う酒
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猫たちが鍵盤を踏む昼下がり仮面の向こうに平和は或るや
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戦場に平和来たれば兵器にも雪の積もりてメリー・クリスマス
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乳を飲み可愛い仔牛という君よ明日屠られて金網のうえ
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将来という言葉に怯えずにいられたのはいつまでだったか
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前方が消えてる濃霧の三原山みはらやま 家族三人死後の説あり
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吾に言う期待しすぎは良くないと きもめいじろ何年きてる!
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転帰されネームプレート外すとき浮かぶ笑顔と優しいことば
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眠りたいあなたさまの羊膜で落下直後の星に願いを
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この星のはじまりのよな黒き浦 最期のときはこの波に飛ぶ
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猫にすら甘えられた記憶のないわたしの靴にせまる孔雀クジャク
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この事象おれがのろまになったのか自転が速くなったのかまた
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月曜日 土日にやろうと したことが 終わってないが 時は進む
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踏切の音が前より小さくて 一緒に聞く君そばにいないから
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朝イチで届いた荷物鳥糞が・・・箱から出せばいいんだけどさ
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使う人が滅多にいない歩道橋をほらたんぽぽの綿毛が渡るよ
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キン肉マン伏線回収四十年牛丼一筋三百年なり
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コロナ禍で諦めなかった夢も乗せ航空会社きょう入社式
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沈んでも墜ちても君は一等星私の中で永遠とわに輝く
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やったことないのにバスケしたいです 倅のミーハー俺の血だった
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偶然が必然になる四ヶ月 栄光時代全力で駆け
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行く人も来る人もいる コテ返すイケメン店長石川出身
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唐麺とお好み焼きとソーセージカープソースで広島へ飛ぶ
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