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日々 夏になってく空に 感化され またあの頃の 歌を詠もうよ
10
滑らかに紙の上踊る筆の跡写経の心自我を捨てる
7
いますぐにまわってメリーゴーランド沈黙を破る歌をください
7
コメの値も市場原理で上下する儲けて
北叟笑
(
ほくそえ
)
む奴がいる
18
「起きなくていいの?」をためらいこれ以上寝ると遅刻のギリギリを待つ
16
ホーム上。剥き出しの鉄骨として、遠くの雷を聴いている
4
早さより怪我しないこと腰ベルト巻ひて見上げるけふは雨降り
14
言ったほうだけが引き摺る あのときと同じ窓際の席を選ぶきみ
8
フリテンで ツモるしかない イーピンが 河に流れて 行くのを見てる
4
俺といて 面白いとは 言っていた しあわせだった こともあったの?
7
ババ抜きを たい焼き賭けて やったよね 何気ない日が 特別になる
13
言い訳は 良いわけないと 言いながら 言い訳してる 良いわけないわ
5
古い絵の 修復中に 現れた 本当の君 描いた未来
5
瞼閉じ 水滴あふれる 境目に シャボン玉吹いて そっとかぶせる
5
教えられ 媚びもするらし
A
I
は 義理と人情と世渡りの知恵
13
雨降りを羽ばたいてゆくカラスかな 僕は
傘下
(
かさした
)
出社への
途
(
みち
)
10
濃い緑鮮やか黄色のズッキーニ仲よく並ぶ初夏のおとずれ
24
おすわりをする脚力すら失せつつ 食欲で命繋ぐ
老犬
(
わがこ
)
23
愛してる 5文字の重み耐えきれず手放した今どこへも行ける
5
あなたとはこの距離感が落ち着くわ 敷かれた縁石辿って並ぶ
10
ふるさとの母とくらした蕗は今異郷の庭に
亡母
(
はは
)
を連れくる
24
謝りの一言言えぬ受付にまるくまーるく小の爆発 \ もしかしてカスハラ?
20
どくだみの花咲き初むる朝の雨心は道に惑ひぬるかな
29
朝出会ふ
媼
(
おうな
)
畑の草を抜く丸き背中は土慈しみ
44
青空に ぐるりと回る観覧車 車窓の吾子が爺ちゃんと呼ぶ
22
青森は五月なかばの気温にて沖縄に次ぐ暑さと伝ふ
9
捨てらるる身をば思へば物悲しさへどうち笑ふ君うるはしき
6
ていねいなにんげんなのでていねいにしごとをしたら午前二時です
7
生活の音がだんだん消えていくきっとヘブンはきっと凪だね
4
いつになく神妙そうなきみだからつぶやいておくほろびのうたを
4
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