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夏らしく短く切ったおかっぱはまるいおでこと笑顔が見える
16
たまでいい吾子のこぼした飲み物を拭かなくていい一日が欲しい
14
おひるねの布団三つ折り内側に二年目で知る登園マナー
7
キミってさ、「快速」を待つ私の手 グッと握って「普通」に乗る人
8
雨の日は君が心配 砂糖菓子みたいに溶けてしまわないでね
10
無機質の 水も揺るがぬ水槽に メダカの幼魚今朝生まれ出づ
12
世界中、青色で塗ろう みんな友達だ地球だ 宇宙じゃないけど
3
右向け左 ふらふら バランス取れてた、のに、右右右右右右 ぐるぐる
4
大丈夫?って言われても困るんだけど、大丈夫?って言ってくれてありがとう
9
届出とか診断とか薬とか……あの、元気でいたかっただけなんですが
4
あさごはん、何食べたのって あさごはん食べられる人のトークテーマだね
6
心臓の鼓動で廻る血液は はたらいていてつらくないかな
4
自分のために買った日記だったのに ただのノートになってしまった
4
家族から 個人重視の制度なら 少子化なのは 必然的です
3
僕たちは高速回転し続けて落ち着くまもなく瞳をとざす
6
何一つ上手くいかない世の中で 小さく呼吸する生き物です
5
覚醒の扉の内に詩はありて 踏み入れた人のみが見る地平
7
虚構の地平に反駁されたAmourと知の因果。汝、詩人たれ!
6
あるはずもない鼓動 それが僕たちで 影も形も残らないのだ!
5
永劫の環《わ》の中で歳月が鳴らす竪琴 人も変わってしまうね
4
存在の小径を歩む人だけに息づく時となりゆく墓道
6
浮世には刹那の果実だけにこそ宿る永遠と朽ちる華やかさ
6
忘れかけていた香りを思い出すように歌を摘み口ずさめば花
5
フリップしてーー線香花火の散るまでを! 眼を突き刺す九相図の香り
3
草原に波紋を刻むときの風は 見えざるものらとすれ違った肩
7
所在無く散る草の行方追う人の目に いたはずの誰か風の音
7
長雨に ベンチで佇み メランコリー 止まぬ思いぞ ながめわろかる
4
濡るるごと深くなりける
早緑
(
さみどり
)
に縁どられゐし役所の灯
4
5
号線小雨曇天死んだ街ここではないどこかってどこ?
3
母退院 タヌ猫再会 安心かい ぽやんとしながら 母に寄り添い
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