小さき手 これはなあにと 輝いて そうだね土筆つくしは まだ読めないか
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これはもう我が家の冬の風物詩 子に洟つけられカピカピズボン
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あの日あの時あの場所で 勇気があってよかった 偉いぞ私
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そういえば みたいに渡す チョコひとつ ほんとは ついでじゃないけれど
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未だなお 冷たさ残る 空の下 かすかに登る 春の土の香
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海近く、ひだまり歩き見た梅の、心に移る、香の残像
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海近く、ひだまり歩き見た梅の香の残像は心に移る。
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浴室にチョキチョキ鋏の音響く 子ども専用パパ美容室
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ぬくもりにまどろむわれをすくひしはことのはのあみうたかたのうた
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対面を是とする我が家の家風には 馴染めずまなこを地に向け過ごす
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母の解くパズルに付き合いそのうちに 自分の物になるスケルトンかな
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蜜柑さん秘密にしている白いスジ 皮で隠すは正義の血筋
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猫にさえ疎まれ冬の空眺め 先行き見えず 時だけ刻む
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今じゃない?ちょうどいい頃見計らい ホットケーキは狐の耳色
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雪解ける音の静かにしておりぬ 春近い日の午後進むなり
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ちま猫がおちりをなめる 褒めまくる ねこトイレあとのお手入れ望まし
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やりがいを 探し求めて 掴んだら 素性怪しく 糠喜び
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リラックスジャスミンティーで今日の日を ひとつ穏やかに過ごしてみよう
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ワクワクで足が勝手に動いちゃう  おでかけ前のちびっ子はしる
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小賢しい ネット世界に 埋もれれば 生きるも死ぬも 夢のまた夢
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生きている 感じはいつも 歩く時 ネット離れて 真面に戻る
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人間の 世界は暗く 物騒で 自然はいつも 穢れがなくて
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枯れ果てた 野山に梅が 咲き出した 鳥は歌いて 春はそこまで
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こんな谷 こんなところに あるなんて 車で行けば 気づかないでしょ
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人間の 造ったものに へどが出る 呟きながら カメラを覗く
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死ぬ時は せめて景色の いいとこで ここは山梨 絶景やねん
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春風と ともに漂ふ 小麦の香 楽しみさらに 膨らんでゆく
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二本足 生えているなら 歩こうよ 地図と現実 まるで別物
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いつもなら 車で5分 造作ない 距離を歩けば 世界は広い
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一里二里 むやみに歩く 平日の 日課も今や 危険なレベル
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