〜ですか?に〜ですとしか答えないブルペンキャッチャーじゃないんだからさ
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ベーコンと パセリと卵 炒めるわ フライパンには 春色絵の具
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活字こそ現代人に要るものね みそひともじで読める小説
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母の眉あるかなしかの二択だと気付いた朝に開花宣言
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ぬばたまの黒い瞳のマネキンは解体されるビルを見つめる・
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自己愛で私を愛せの対偶は愛さないなら首吊って死ね
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春告げる役目を終えて桜雨かろやかに舞って春風にとける
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子供らは前を向き進む 親たちは立ち止まってばかり ウレシカナシや…
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あかねさす紫の髪のマネキンが見つめる列車の流線形・
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たいしたことじゃないって、割れそうな空を透明テープでとめた・
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クレーンが未来つかんで光るのを三ツ矢サイダー飲みながら見てた・
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スマートフォンから顔を上げれば現実の現実味のないビル街の青・
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雑踏を外れてひとり 北風がプラスチックの心をなぞる・
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何回も間違えているぼくたちがやり直すためのすごいどしゃ降り・
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街灯が明滅しては天空のなにかと交信する長い夜・
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ずっーとね覚えてるから大丈夫 彼がわたしの生きるエネルギー
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交差点でだれかのパーカーからこぼれ落ちた夢が少し燃えてる・
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香ばしくタイムラインに湧く蟲の 独りよがりの昏き輪唱
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せせらぎの地下には古き川ありと 通りすがりの老婆が語る
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午前四時集合住宅流水音 自分以外の誰かの存在
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早朝にカフェラテ作ってくれるけど、第一あなたの愛は甘すぎて
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今年また 光のどけき 春の日に 舞い踊りたる 花の散るらん
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ピョルンラハツァルクという懐かしい名を懐かしい本の中に見つける
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無限回トイレに入り同じだけ出てくるだけの人生だった
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Cdを最小にする乗り方でスピードとスタイルの先へと
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部屋中の想い出詰めたゴミ袋 一息置いて死神を呼ぶ
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真円を目指して丸くなる猫の渦巻いてゐる喉から春雷
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家移りのやうつり 役割終えた 段ボール 疲労と共に ミルフィーユにする
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案外 セルフレジは 空いていて 突撃する 武田騎馬隊
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ナメック星の ドラゴンボール ずるない?(笑) てかお前んちウォーターサーバーあんの? これどうやって水出すん?
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