昼まさに女子高生がほっかむりするくらいに白熱あふれ
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見下みおろろせばプール楽しむ園児たち 黄色い声と光る水しぶき
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マンションの前でアリども線を引く ここまでがうち ここからがそと
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毎日 期待を裏切り ごめんねと 東の空に 虹の置き土産
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遠雷に 今か今かと 雨待てど 雲は去り行き 今日もため息
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空の中 飛禽ひきん随意ずいいに 泳ぐなか 濡羽色ぬればいろの カラスがポツリ
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いましがた 見えた空は 何処いずこかの かつての者も 目にしただろうか
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花火の日 浴衣で出歩くひとが増え 笑顔華やぐ大輪の花
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真夜中の 窓外にはしゃぐ 冬の声 老いの寝床にも 凍える咳あり
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過去の日々 知るも知らぬも 懐かしく 心のそこで よみがへれと乞う
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星なんかになれなくたって、その上のわずかな塵ですら輝ける
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潮のに あお海風うみかぜ せまる音 波は己の 心を満たし
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行く道の 割れ目に芽ざす 草花くさばなに 水滴すいてきせつなく ひかりまぶしき
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今日イチの驚き 新人看護師さん 出勤ゼロ日 就業ドタキャン
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徒歩出勤 着いたそばから 水筒の お茶が半分 無くなった朝
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蝉時雨せみしぐれ 夏の暑さに降り注ぐ 秋の虫の 聞かせておくれ
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ゆくりなく うれい日にだけ 雨落ちて 淡紅色の ホオき滑り
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手の平をすり抜けてゆく青い鳥 いつでもここで帰りを待つよ
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『未来』って落書きされた塀の上をのらねこたちが走って行った
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「脳がないクラゲはつまり無我なのか」「無我ってこんなにうつくしいのね」
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飲みすぎた仲間を運ぶ救急車車内でまだ飲む付き添いの猛者
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救急車 久しぶりにか 呼ぶ友は 猛暑に倒れし 仕方なきかな
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ピロンという ラインの音が 母の無事 知らせていると 猫タヌにも解れば
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我が子でも 殺める心 誰もあり 人の命の 厳しさを説く
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まーだだよ  現に追いつかれぬように  ちょうちょになって逃げ込んだ夢
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マスク取り 二度目の初めましてのよう バーチャルな君と過ごした三年
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近年は穴子狙いの土用の日それでも五割うなぎに近づき
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チョコレートケーキ代わりのリンドール ヘーゼルナッツの丸チョコとろける
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キングダム 男女の兵士が 誓い合う 叩きし拳の 清々しさよ
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サーローの 九十一の 願い知る 生きる意味をぞ 我に響くか
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