心根を鉋で削り取って売り 我は銭を稼げり今日も
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墓地脇で拾ったタクシー運ちゃんが走行中に消えちゃった怖い!
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はにかんだ笑顔の貴方あなたうしろには まっすぐ続くあの日への道
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背高のアワダチソウが 花盛り 主人あるじ無き田に 稲穂の如し
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ニ年前タグ付けたままのワンピースあの日の希望出番分からず
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後悔を バターの匂いで 上書きす ジム見学後の パン屋さん
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スーパーの出口スロープ縁石に 迷子のエリンギ腰掛けている
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異国よその地の骨血肉なり単語帳 涙も汗も順に刷られて
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ありがとう 求めてないが その言葉 聞けば心も 救われるんだ
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山歩き君と始めて三十年 思ひ出のこし なれは独り逝く
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いいんだよ みっともなくて弱くても たったひとりの味方でいたい
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私にもあるよあなたとそのあいだ 乗り越えれない不確かな壁
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小学校 金木犀が咲いてない まだまだつぼみ 花の盛りでは??
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半年毎 血液検査もなんともなく 秋の陽射しに心晴れやか
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新人さん 笑顔が増えて一安心 私には無い初々しさが良き
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イチョウ並木 陽と風受けてさわさわと 金色の道ゆっくり歩く
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夕立の後に 残れるにわたずみわらべ寄り来て水黽あめんぽと遊ぶ
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四捨五入「うん」で終わらす会話あり とお聞き入れる力も尽きて
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60分 いただきましゅ のその後で ごちしょうしゃままで 遠い道のり
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こっちいく こっちじゃないの あっちなの 今日も二歳デビルは 我が道を行く
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この心 回せど裏にひるがえる 小風にさえも ただクルクルと
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弁当の 粗熱冷まし ごめんねと 老いた母用 一口カット
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我こそは天気予報を覆す神の加護ある晴れの人なり
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日常をスマホの中に押し込んで 出しては詠んで 神無月の夜
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猫じゃらし、ススキしかない道だけど いつも歌詠む 言葉の宝庫
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ぽっかりと空いた場所は扇風機お疲れ様と十月の風
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植物に水やるみたいに「かわいい」と「大好き」を子に言い注ぐ日々
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今はなき 夜汽車の昔 思い出し 不眠の夜を 枕木のに乗せ
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たまの贅沢 パン屋のパンを朝に2個 生ドーナツで お口しあわせ
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起きてまず ねこをナデナデ 寝息きき また眠くなる この現象よ
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