言いづらさ抱えて君に何と言う降格処分言い渡されて
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鼓動さえ速くなるよなニュース見て目や耳をすぐ塞ぎたくなる
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冬月夜フユツキヨその雪道を歩く時独り足跡長く続きし
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AIとリレー小説始めたら続き気になり時間が溶ける
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なんで今 さかなのおもちゃ 遊ぶ猫 買ってきた時 それが見たかった
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初めから軽傷如きで済んでいる人生観は当てにならない
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マーニーが湿地の館にいた頃は 芝生囁く夜風と風車
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「夢なんて」そう思っても消えないひ 見上げてしまった満月の夜
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概念は言葉にあらじ深淵の 黒きを白く染めるだけ
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我が猫よ鯖虎の尾の白猫よ小さき頭の愛しき猫よ
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感情は殺せないだろ大人でも吠えたい夜に見上げれば月
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必要に世話になってる身の上で不要にばかり有り難がって
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AIにしきりに感謝、その指図でパソコン4台を生き返えらせて
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必要と不要のあわいを行き来して今はどちらに立てているやら
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そっと解き集めたリボン押入れに幼き日々のしあわせ届く
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豆苗がすくすく伸びて食べ頃に 切るのがなんかもったいないな
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プレゼント漂流しつつ流れ着く私はそれを開けないけれど
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襖越し 何かが座る 音も無く 直視したら ダメだろうな
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考える 言葉の前を 降る雪が 二人をきっと 無言にさせた
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先生も 走り回るよ 師走まで 弟子もバタバタ 幕降ろすよ!
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それなりに歳とったはずの不思議ありぼくが聴いてるチェット・ベイカー
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お前でも君でもなくてあなたのことをあなたとよびたい恋をしている
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クリスマス喜ぶ顔を想像しプレゼント選ぶ幸せの時間
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別の誰だかへの愛を示すためだけのいいねをもらう毎日
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宝石のトンネルくぐる冬の夜に夢の世界へ心誘(いざな)う
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ともだちと語らう時間脳内の AirTagみたいと思ってみたり
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締め切りを四件こなしゆるゆると寒夜の星を見るでもなしに
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会ってしまえば越えられてしまうのね 十年と二万キロ
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我 独りわれひと 畦道あぜみちのびる 長い影 となりに居た影… 追憶となり
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物語続きはいつも些事雑事そんなページっていくだけ
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