あの恋はカウントしない。真夜中にきれいな瞳でさよならをした
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鈴虫の独唱に囲まれる帰路 風にすすきが揺れる夜道
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新蕎麦はざるそばに決め老三人ソバ湯を注ぎタレも飲み干す
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Amazonの荷物がやけに届くきみ 給与明細見せなくなったな
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皆さんのハロウィン短歌うたを辿りつつ 仮装しなくても楽しいひととき
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素のままで 五感を信じ 生きてみる 素直になれる 人肌温度
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拾い上げる いつか無くした 言の葉を そっと磨くの 光る日まで
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歯垢とる手指がやさしくリズム打つ 恋に落ちそう、口あけたまま
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その部屋に置かれた林檎その色はまだ獰猛な名前を背負い
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UNIXその概念は銀色の箱の底にて息はあるのか
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毒入りのりんごを背負いスタバからスタイリッシュを賑やかす板
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うろこ雲泳いで月を飲み込んで、錠剤みたいに月が行く夜。
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首もたげ斜陽の影に隠れては温もり要らぬ虫とおんなじ
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墓参り、ぬかるみ抜けた石畳 彼岸に渡る心地すらする
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車屋の端のキッズスペースの、放置車両のミニカー見てる
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細腕が精神科の戸押し開ける、力強さと俯いた顔
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いまはただ、思い絶えなむとばかりを、やっぱり君に言うしかねえか。
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引退後教師役人地区長もボケてしまった慕われてたな
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人の話しを聞くって、結構自分が沈黙🤐か、寝てるか?ムヅカシイこれも会話だね☺️
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首都高が空へ突き出す秋の宵 このまま月へはやる右足
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希望って 「絶望」逃げるいいわけで そんなもんはさ 存在しない 
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仕事から 帰って疲れて 寝てる君 お菓子くれなきゃ いたずらするぞ
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洗濯機へ放りいざとは思いつつ跳ねる油に文句を垂れる
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いい加減痩せてくださいTO自分 「服がないのが悪いのですよ
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この曲をキミと聴いて黙り込んだ 酔い覚ましのコーヒーの後
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月見れば満月らしき我が腕はやや右よりのムーンのフェーズ
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五年ぶりのマクドナルドに歓喜するダイエットならまた明日から
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突然に脳裏を古い歌流る なぜこの曲なのか なぜ今なのか
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「秋ぐらいに遊びに行くね」の約束も 友より早く冬が来そうだ
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カレンダーいつめくろうか迷ってる 日没近し夕暮れの空
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