大切なあなたが生まれここにいる私と出会う奇跡再び
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夕風に楚々と白き曼珠沙華しなりて思ふ秋のその先
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ストライクボールのジャッジ不満でも野球選手は抗議をしない
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何もかも後手に回って空回り こんな日もある膝を抱えて
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目測を誤り壁に肩ぶつけ たたらを踏んで足もぶつける
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しかしもし全てが間違だとしても料理をすれば自由になるさ
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北の国の湿原、職場たち、秋をむかえ彩りあざやか短歌のごとし
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大好きな マンゴーの時期 終われども 意外にイケる 缶詰マンゴー
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死神が 襲いかかって 来たようだ 君に ゴメンナサイ と言われて
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イチゴだけ 最後に残す 僕でさえ 今しかないって 思う日もある
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おかあちゃん おきてほしいと なくねこよ おきたらホッと あしもとすわる(もうすぐゴハン)
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読書の秋 本読み終わり 空想に遊ぶ夕暮れ いつしかうとうと
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歯ブラシが折れるほど磨く君から生まれる優しき言葉ありて
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弱っているわが心をいやしてるUtakata みんなの詩歌
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真夏日に文句を云った次の日は秋時雨にも恨みを呟く
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うかばれむ 身はとこしへにくちぬとも 世界のどこかにあなたがいれば
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朝夕に飯を求める野良猫のために生きてる健康的に
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飛来する星と私をとりかえて墜落したいすべて爆発
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触れ合った袖も指も言葉も己だけの激情と知り破り捨てるレシートと恋心
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ストレスを抑え込んだら吹き出物そんな若さが残っていたか
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腰骨の上に手をおき抱きよせる サルサのリズム 波うつ体
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部屋から出ない間に見なくなった猫勝手にたまちゃん
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陽の下の先より近き明けぬ夜 潰れし胸に身の置き場なく
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成さずとも今ここにある幸せを 生まれた意味と思う幸せ
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天高し と言いたくなる 秋晴れに 色づく木々と 秋風吹かれ
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身勝手に意味を付けらる花のように 君に言葉を押し付けたい
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ありがとう次の電車でさようなら きっとこれが最後になるから
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22時タッチパネルでパフェたのむ きっとこれが最後になるから
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駅前で立候補者が叫んでる きっとこれが最後になるから
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トッピング君が好きなのぜんぶ乗せ きっとこれが最後になるから
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