目にものを見せてやるとは言わないが解せぬあいつの目を抉り出す
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もう二度と短歌詠むなと言われれば逆に死ぬまで短歌といっしょ
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うれしさや理想をうたうよき場所でひたすら嘘をついている君
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フラペチーノフラペ飲みペンを走らす学生さん 昭和生まれはガストすかいらーくが王道
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お中元今年早くも届けられ売り手都合で暦を無視か
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貴方との約束叶わぬ今日の日は ぼっちでお茶し貴方を想う
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いつもよりちょっとリッチにぼっちする 焼き立てパリパリBLTを食む
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朝早くひとり散歩の楽しさよ川面静かにネムの花咲く
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デッキにてくつろぐ姿頼もしく晴れを呼び込む猫の鳴き声
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憧れを 切るように降る 青時雨 触るに触れぬ 窓越しの花
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勲章は傷口の刺繍 痛みには縋らず僕は大人になるよ
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あまえたい ねこはスリゴロ ゴツンする みつめたりとか するからなでてね
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水無月は 今年は買えぬ 時間無い 楠公なんこうさんにも 行きたかったな>夏越の祓
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母よりも子育て上手にやっている 娘を見ながら懐かしむ日々
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あすできることはあしたにすればいいあすの自分に期待するんだ
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冷凍のパスタを初めて食べてみたカルボナーラで胃がもたれてる
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残酷な天使のように微笑んで こころ 突き刺す 君のぬくもり
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愛知りて 残り人生 この子らに すべてを捧ぐ 希望の光
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通販で買うのか迷う深夜二時 扇風機は〝NO!〟と首を振ってる
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きのう見た雪洞ぼんぼり灯すたんぽぽを窓開け見れば雨風に消え
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尾瀬ヶ原ワタスゲ招く木道を重ね荷担ぐ強力ごうりきが行く
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怒ってる 老人とかを 見かけたら 彼の話を 聞いてやろうよ
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教え子のハサミ裁きの優雅さに 幼き頃の素直さ重ね
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頂上は見えないけれど雨の日の 山は静かにただそこにいる
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雨の降る今日のメインは写経なり 一文字ずつに亡き人思ふ
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真夜中に愛犬鳴いて我起こす まんじりともせず朝を迎える😣\老犬介護
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ドローンより湿原撮うつす画像見てシカの群れ追ふ吾も鳥なり
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絡みあへる木通の蔓の輪をくぐり両掌りやうてを合はせて夏越の祓
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一角獣の精巣は蒙昧な海岸のCやね 時間やね
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駐車場の猫はブルーアーカイブを再インストールしながら
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