白緑の雨そのままにアマドコロ 連なり垂れる鐘型の花
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こ3めかみに銃の形の手2を当てる癖がまだあ1る 終わってるよね  0
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手の甲を刺されてかゆし虫の痕赤味さす肌薬は効かぬ
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寺街道お地蔵様の名言を神妙に読む若者の居り
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奴のため 昼の弁当 抜く君に チョコとクッキー 山盛りあげる
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君くれた 心のキズは 十字傷 愛瑠翔とキミを 想い流浪へ
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さよならを言わずに去った君なのに築いた信頼まことが深層に棲む
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雨上がり 物音一つ え聞こえず 夏の足音 近くです
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双極症こころの病ではなくて脳という名の臓器の不具合
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五年余を「一日一首」と詠み続け昇級ゆるさる。皆勤賞か?
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一夜明け 見えたる月の 美しき 彼のこと思ふ 望月夜かな
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録りためた録画が見れぬこれだって積読なんだと私は思う
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記録的暑さの昼の外回り短き陰に涼しさ求む
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空想の詩しか詠めない私だから君の詠む日常の詩が羨ましい
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夏生まれ 4-3よんのさんまでいって死ぬ みたいなことをずっとしている
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じめったい講義室の机の下で 君と鍛えるフリック入力
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とりあえず最後の人に聞いてみる いったいなんの行列ですか?
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地下鉄で5人の男子が騒がしい 4人が降りて1人沈黙
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俺の言う美人と思うタレントが キミと似てなくちょっと不機嫌
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日曜日キミが帰った夕方に ひとり寝転ぶ寝床の香り
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あと二時間 目覚ましアラームかけて寝る 今日も仮眠のアラカンなり
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物価高 保温ジャーは買ったけど 弁当作るのチョー苦手
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そっと見る娘の横顔  きれいな肌に触れたい衝動 
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生涯の心拍数 23億回 ホントなら早死できるな 今日も頻脈
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溜息と頭抱える仕事量 おちおち寝てはいられない
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戦争をしたくてやまぬ為政者に突きつけるノーその日来るまで
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芯のあるご飯のせいで雑炊を暑いとはいえ食べねばならぬ
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賢しげに「批判ばかり」と言う君よそれも批判と言うのでないかね
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「オンナジや!」を繰り返した元議員もう忘れたれw俺は忘れぬw/もう忘れたれw
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「バカ息子!」書きたる壁の悪戯はバンクシーならぬ江角マキコ
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