僕が好きが 正しいならば 君を好き そんな数式 聞いたことない
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ときめかぬものは捨てるが良いと聞き何も残らぬ六畳一間
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くるまりて起きるきっかけ探してる冬桜ふゆざくら咲く朝の冷たき
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母と観る相棒もまた格別か 亀ちゃん推しのお揃い母娘
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秋という季節を肌で感じると君の優しい手に触れたくて
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今日という日をいつまでも身に刻み次の命を共に見守る
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記念日は星の数ほどあるけれど今日はトイレでう〇ち出来た日
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捨てられた子猫が必死に鳴いていた ぬくい手のひらの上で天に召された
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過ぎてゆく時間のみこむ大クジラ全てを腹でごちゃ混ぜにして
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あなた追う私だけしか気付かないあの子へ送る透明な視線には
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まだまださむくない、かんとうのばんしゅうに、よるになるのは、はやいね、まんず
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励まされのびる生徒もいるんだと今なら思いますよ、先生
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トレーナー セールで猫柄見るたびに 買い込みはしゃぐ 体はひとつ
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母とランチ 肉も魚も食べたので 夜はうどんで 何かは食べた気に
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瞬きをひとつするたび崩れゆくマネキンたちに落ちる花びら
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暮れなずむ夕焼け🌆に染まる、富士🗻の山も真っ白🤍
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旅に病める芭蕉のあまた秋霖はかつてのわれを連れ去り給う
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折ためて使うこと無きポチ袋お年玉にと簡易局に置く
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じいちゃんが煎餅割らずにくれといい さらに砕いてばあちゃん渡す
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痛み無き體を手にし彷徨えど殺める度に修羅は哭くらむ
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木枯らしが私の髪にじゃれてきていたずら顔でビュッと去り行く
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上の子が着たセーターを下の子に 着せ浮かび来る二年前の冬
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夕暮れの北風ヒューヒュー公園の 小学生や半袖短パン
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方向を示してやればひとりでに動き出すとは限らぬ手合
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締めた魚真白い神経どちらが真実か定かでは無い
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きみの声紡がれる星空手を伸ばせば届く気がして
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待ち遠しい春そう日々を漫然と過ごしていたら金木犀全て砕け散る
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しがみつく枯葉その手で引きちぎりながらまだ生きていたいなんて
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誰かという他人ひととくらべて幸せを思い描くがうまくいかない
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夫から吉報の有り「今日飲み会」 貰いし時間 如何に使わん
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