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十三時過ぎて出られぬ布と布の間たまる重いぬくもり
6
樹木にも 変声期あり 春夏秋冬この地球(ほし)の歌奏でおり
13
影伸びて 光たる街 目を細め 陽射し背に受け 本を読みたり
8
去年より早く減っていくバスソルトの分だけ彼が暖かくなる
7
姫は抱く傷をおいたる剣闘士 二人の肩に祝福の音を #りくりゅう
9
あと
一日
(
ひとひ
)
辛抱せよと 如月の寒波を越ゆる
毛糸
(
ニット
)
と共に
33
夏が来る捨ててあるような室外機 衣干すてふ 天の香具山 /持統天皇 2/100
10
靴箱を 整理しスキマ 作ったら 空いた空間 心のゆとり
27
頭がね珈琲飲んでズキンとね浮かんできたねピンピンコロリ
6
子育ては ハラスメントに 似たるもの 受け手が決める 愛の正しさ
20
寒九雨
(
かんくあめ
)
此花
(
このはな
)
散らし
香誘
(
こうさそ
)
う 濡れたる
幹
(
みき
)
に 触れる
掌
(
てのひら
)
16
吾を見つけ鴉寄り来る庭の隅「これはないしょ」とパンを分け合う
42
みかん食べ 手を洗ってから ねこ撫でる みかんのかわはね ねこにはだめニャ
21
一周忌の 積み団子を 丸めつつ 君の生きたき 時を想えり
16
白内の手術を得れば明け暮れの皺のひとつの霽れに見えたり
17
夜だけの日に一度から
朝夜
(
あさよる
)
へ飲み始めました花粉症薬
23
カフェオレと ランチパックのピーナッツ ランチパックたまごの無い朝
19
「シンボルの 小さくなりし 副作用?」 医師否定して 恥かいただけ
6
若きママ 携帯失くし あせり顔 幼子ふたりの 「ありがとう」沁み
13
福豆の礼を装い手づからの小さき箱のチョコを呉れにき
7
男にも女にもあるXの染色体を汝(な)は二つ持つ
4
一煎目は君 ニ煎目はわれ ティーバッグ 一つをいつも分けて飲みにき
6
恋心鎮め難かる夕暮れはスペアミントの茶を飲みにけり
12
逢いたさに妹がり行けどわが心千々に乱れて行きつ戻りつ
5
見送れば後ろ姿の消えつ見えつ告げやらましを飽かぬ思いは
5
癌なんてよくある事と言い聞かせつ 結果待つ日々 不安高まり
18
落書きの竹の
生命
(
いのち
)
を削りしがともに枯れゆく傷深くして
11
数
Ⅰ
は留年ギリギリ海見てた羨ましいなぁ関数センス
13
理を超えて崩れ落ちたや 凛として 唯一無二なる宇宙の涯てで/折句
13
繁忙期 時間あるある 大体ない 人手あるある 代替ない
8
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