公園でカロリーメイト食う俺の こぼした粉を運び行く蟻
15
ドラえもんなんかごめんね ジャイアンが バースデイライブしてくれるって
16
悪戯に盛んな生の明け暮れに立ち交じりり フェイクな小鳥
10
鰯雲いわしぐも初めて見つけた今日の日は 吹く風涼し秋の始まり
33
二週間はやい稲刈り大型の待合室のテレビつたえり
15
骨折れた母はしばらく石膏で腰の型取りミロのヴィーナス
14
シュッシュッと中性洗剤吹きかけてGを追い詰め仇討ちをする
12
君たちが 生きた証で 今わたし 泣かずに生きて 歩いています
16
薬箱の上には黒い点々が ああやられたわGの置き土産!
10
がんばれぬ/そんな私を許しちゃお/ゆっくりまいろう/あせればコケる
22
眠剤を飲んで寝ようとしたところGが現れ目覚めてしまう!
13
どんより鉛色雲達、今にも降りそうな☔️、車内蒸し蒸し指数不快に近づきごとん、ごとんと
5
渋谷で5時の歌🎤かかるラジオ、ジャスト待ち合わせとは
5
病院の待合室で風邪をひくちょっと冷房ハンパなくない?
14
昼終えて涼しいよねと笑い合い 午後の仕事へそれぞれ向かう
16
コギト思う我記号ことばにて成る だから記号ことばが存在 と整理している
6
仕事後のこのだるさって夏のせい? 認めたくないとしのせいって
16
「学校に行く意味あるの?」と君が言い 返す言葉をしばし考える
12
この僕も今だマスクで顔隠す理由は女子とさほど変わらず/キロさんへ返歌
12
パツパツのニットのボインが走ってた 今日の仕事頑張ろうかな
4
えっちょっと! 瞬きしたよねアイコンがさいおんさんを二度見しました/本当にビックリしました
12
ドライバーが他人行儀なセイウチだ 事件巻き込みじわり焦らそう /『ODD TAXI』
6
成功者が経験談を歌詞にして「しんどかったら逃げろ」と抜かす
6
年パスは買わないように決めている いつでも得れる特別なんて
8
脳内に常に漂う秋霞 下の句さえもうねり遮る
8
カラカラの心を絞り紡ぐ文字 編んだ言葉に己の器知る 
6
枯れている心をいくら搾っても 出てくる言葉は出涸らしのクソ
5
粗大ごみ出すの忘れた出しといて君からの電話急に鳴る朝
8
向日葵の盛衰見たり我が娘ひと夏花壇をじっと見つめて
24
限りない星また星の中一つ僕に向かって光る星あり
19