玻璃こしに冬の日ざしはあたたかく世界のわだかまったるおつむ
5
雪降るか かじかむ手上げ お飾りを 明るいみかん なかなかに映え
13
しずまないネオンのひかりに背を向けてまぶたの裏のわたしだけの夜
9
初心者の遊びだけれど本気だし 詠人よみんちゅとかって名乗っちゃおうかな
8
「このパフェさぁ最高だよね。乗ってたら 嬉しいものが全部乗ってる」
5
初デートの朝に切れたアイライナー帰りの足で新作を買う
3
腹が減り二合分のご飯を炊いた生きてゆかねば食べ切るまでは
5
雪降ると 炊きたくなるの お汁粉を 子ども巣立って 三年目だけど
17
峠道トンネル抜ければ雪何処乾いた道に長靴要らず
11
臆病で誰かのファンを名乗れない 推すには好きの責任がある
11
人間を ペットにしてはいけないが 犬猫ならば もともとペット
3
俺の嫁 半分くらいは 神様のものと思っているかもしれず>旦那氏。受洗できてないので「半分」
8
ご飯だと 器五つが汚れるが 焼きそばならばお皿一枚
4
生きている ぼくらはみんな 生きている 神様くれた いのちはだいじ
14
クリスマス音楽礼拝 なんとまあ ねこ母と同い年であったよ(笑)(1976年〜)
8
ちま猫ちゃん はないき鼻息あらい荒い ニャンコなの オヤツもらうとき フガフガいうの
14
パン屋にて 買ひもとめたる パンドーロ パネトーネより ねこ母ごのみ
10
お米より 小麦のほうが安いので 朝はうどんで 昼は焼きそば
8
🐶毎日愛犬共に、しあわせな日々ありがとう❣️
6
青空の十三回忌を迎えおり母も介護も薄れるはさみ
16
初雪の 路上を行き交う 人々の 白き息だけ 賑やかに踊り
10
一人ずつ 思い浮かべて 宛名書く 穏やかなれり 年賀状書き
30
経営を 35年 潰れずに 9割失敗 なんとか持った
8
真夜中の 午前3時に 目が覚めた やる事ないので スマホで短歌……グ〜
5
人の行く 裏に道あり 花の山 道間違えて 大損こいた
4
子供らは 親に愛され 育てられ 大人となりて 愛を受け継ぐ
10
孫の顔 眺めて過ごす 老いた妻 幸せなんて そういうものか
8
あちこちが 痛いといえば 病院も なにもできずに ただ帰すだけ
4
人生の 最期の呼吸 するまでは 叫び続ける 涙のうちに
5
打たれても 打たれてもなお 飛び出さば 釘の頭も なくなり候
3