空白を 文字で埋めゆく 春の暮れ
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猫の目に見つめられてた八時前 僕も撫でてよ愛想悪くさ
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水にゐた豆腐たちはプラ箱に団地のごとく積まれて売らる
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転がりし賽の目六と沸き立ちてお題に興ずひょっと(火男)この目や
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買い替えたフライパンで焼く餃子いい焼き色はよそよそしくて
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それぞれの孤独と自由の境目が乱反射するアパートの窓
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鳥辺野にただ捨てらるる習慣(ならひ)にて 我らもいずれ残骨灰に(「プラン75」観て)
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ついてきた嘘の数だけ林檎の木 僕の庭にはしずかに育つ
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気がつけば夕闇迫る繁華街 春風の気配今宵いざなう
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鏡面の如き水張田(みはりだ)きらきらと夕陽抱(いだ)きつ田植えを待てり
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薔薇詩ふ拓次に酔ひて瞼裏の 薔薇追ふ微睡み薔薇の季節に
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藤棚の ライトアップを 見つめつつ ホテルラウンジ 打合せ前 
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有用か その一点で 仕分けされ マッハ走行 ブレーキ欠いて
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風薫る 老犬抱へ 遊歩道 ふわり揺蕩(たゆと)ふ 小手毬の白
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炊きたての白きお米の香ばしく 今宵も犬と飯を食ふらむ ※犬にはきちんと犬専用に用意した食事を与えています。
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喜寿ハピバ 思いっきりのサプライズ 生ある幸をかみしめし日よ
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静けしや 我が魂の 幾とせ 憂い哀しみ 淋しさに堪え 海に誘われ 波と戯れ 影長くして 家路へたどるは 御魂の許へ
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涼やかな宵風(よいかぜ)受けて ひとつふたつ 星を数えつ ゆるりと家路へ
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家々に明かり灯りて夕餉(ゆうげ)の香 漂う安らぎ 週末の宵
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生きていく意味を誰かに挿してほしい花瓶と僕に落陽が差す
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壁に当て 帰るボールを 捕って投げ よく見た景色 子どもの頃は
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鶯は 我が身の二倍も ある雛(ひな)の 口に餌(えさ)入れ 我が子と疑わず
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沢山の パンジー並ぶ ドアの前 五人家族の 幸せ見えて 「すいません詠み直しました」
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歓声と悲鳴が同時に起こる我が家の阪神広島戦
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金色に ひこうき雲の 筋伸びて 一直線に 空を横切る
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悪いのは僕でいいからこの春を「ごめんね」という鍵で閉めきる
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満開になれば終わってしまうから六分のままで僕を待ってて
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流れてる プールの水は 絶えずして 元の水にあらず とは言えない
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今年初ラジオは夏日告ぐるなり それもよかろう冷奴食む
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僕がそこにいないなら 不幸せでいてね
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