グラウンド2人で駆ける子供たち窓から見える知らない街で
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日が昇る 色濃き嶺に 陽溜まりて  陽炎揺れる その影菩薩 消えつつ陰り 空茜色
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混雑のピリピリ具合和らげる幼な子の笑みとお手振り最強 /職場(皮膚科)の待合室
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満開の睡蓮映ゆる池の端(はた) 悟り開くよな亀 微笑まし
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ほきほきと莢(さや)むきつくる豆ご飯 湯気と香りを共に供えり
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戸袋の傍(わき)に立つ女性 赤児(あかご)をば抱(いだ)き 優しき春光浴びゆ
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居酒屋の 生け簀の魚に 想い入れ アイツは今日も まだ生きている
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米を炊く ガス火の揺らぎを 見ていたら ふっくらご飯で 納豆ご飯
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恐竜の油とナフサは届かない( 山川に 風のかけたる しがらみは) 流れもあへぬ 紅葉なりけり 032/100 / 春道列樹
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二千年(にせんねん)後(ご)に出土(しゅつど)して教科書(きょうかしょ)の隅(すみ)っこに載(の)って居(い)る厭世家(ペシミスト)
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他人との境界線が消えるのは春が苦手と笑う春だけ
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祭りなど してくれるなよ 独り身の 私があまりに 惨めじゃないか
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家造り 道路造って 排水路 「角栄」主義は 便秘体質
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今宵(こよい)また 家事早々(かじそうそう)と 片付きて 映画を選ぶ しあわせの時
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祈りにはほんの少しの愛とかを混ぜて泥沼という沈黙
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関係に名前をつける日々なのに未来は少し遠くにあった
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日が長い それだけでなお 得した気分 二十四時間 二倍に感じて
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目標の摂取カロリー大幅にオーバーしちゃった、まっいいか
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いつかまたなんて言えたら明日が来ることを信じて眠れたようで
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コンビニの 前で小雨に 濡れている ビニール傘と カッパ着た犬
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短歌(うた)詠めば 猛暑酷暑の夏でさえ こころ愉しく過ごせるかしら
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遅咲きも花なればなお芳しき 俯けど華 初夏の日の差す
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吾というわかりやす〜い人間に深く読み解く歌など詠めぬ
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賽銭の音だけ響く境内で愛想無しの猫と目が会う
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結ばれし御籤に紛るる吉の字の加護は問はれず寒風に揺る
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敬語という不自由な服を着て息子WEB面接練習の午後
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月見れば隔つ距離無しエンジェルの抱擁優し夢幻刹那に
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冷えびえと雨ふる朝の歩道には桜の視線だけがたまって
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ああもしも紛失したらどうしよう… 常に不安でスマホを確認
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天候の急変予測怠ってノースリーブはまだ早かりし
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