金髪をやめて眼鏡をかけたのは社会人への短い助走
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やわらかな朝の陽を受け山裾の桂(かつら)の木(こ)の葉色づき初(そ)めぬ
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夏蒔きの 青首大根葉陰より 白き柔肌秋の陽映えゆ 
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君はまだ日々の隙間にいてくれて記憶の中の毛並みを撫でる
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足元に可愛いサイズのつむじ風カラカラカラと軽い音立て/木枯らし一号が東京で吹いた日に
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休みだが 寒くて家で じっとして 丸まっている 猫も私も
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今日もまた袖の濡れつつ嘆くらん来ぬ人思う秋の夕暮れ
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狭き庭 義母(はは)並べたる鉢五つ 今は更地や白菊何処に
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ねぇ私、君の可愛いになりたくてちょうどロングの冬が来るね
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背伸びして歩みを止める暇もなく靴に残ったままの石ころ
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知り合いと 会うのは辛い まだ無理や いつかはきっと 笑えるはずや
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紅葉を一足先に軽井沢バスツアーには峠の釜飯
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​パパの背じゃ 届かないかと 妻煽り 背伸びする父 眺める息子
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ヒソヒソと 俺をチラ見し 話してる 俺はなんにも 変わらないけど
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どこまでも走ってもなおこの世界 地平も山も空も壁なり
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ジョーに似た相部屋の友もうジョーと呼ばれなくなり残るマンモス/気に入っている綽名です、潤間ぼへ様
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なにひとついいことねえな 修論は出ねえし満月は欠けるしよ
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二尺袖(にしゃくそで) 試しに通すその先に 来たる未来は明るかろうか    (香谷サラ・23)
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「寒いね」と言いたい人は君じゃないことに気づいた鈍色の月
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時雨(しぐれ)のなか出勤するもキャンセルあり早目に帰宅し鍋焼きうどんを
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金柑のみ残る畑に夕日射す 防草シートに秋風寒し
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新しい傘を買った日はサイダーにレモンを絞る 健康のため
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辛い日も うちに帰れば 会える夫(きみ) 行こう 今日明日も 前向きに
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百待たず 過ぎいく風に 身を委ね  薄く淡めく 猿すべらす木
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水の秋二輪水車の廻る鄙 ただひたすらに時を刻めり
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阿修羅像 むすびたまひし口もとに寄り添われてや 秋雨のそそぐ
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気の早い木枯らし荒れて枯れ葉舞ひ 毛布と言ふ名の保護者にくるまり
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彼誰(かわたれ)の心も澄んだ束(つか)の間に星が笑ったbrand new day!
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夜桜の 山の背燃える 紅の  散る影の下 まぼろし憂う 
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落涙に 心シンクロ 秋の午後 されど無力な 我が身悔しく
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