忘れ物してきたようで落ち着かず春の私はちょっとせつない
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音もなく輝き出した八月に マヌケな顔で会釈しました
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空腹だ バレンタインも 忍者めし 増えるタスクを 噛んで飲み込む 
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青空に枝を広げる大木のそれぞれ抱く宿り木まろき
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ユーミンの歌詞が優しく飛んでゆく冬と春との間の空に
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あの子は良いなぁ、強がりってなんの意味もない。何のためにこんなに意地はってるの
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こっからここまで沢山歩いたね、まだ目がキラキラしてる。あなたって綺麗ね
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白黒をはっきりさせてばっかりじゃ息苦しくて仕方がないや
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今月は日曜日から始まりて月の終わりが土曜日となる
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真っ白なレースのカーテン揺らしつつ 春風ふわり 部屋へ迷い込む
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飲み会だ!またはぐれたぞ!余ってる飯を食べるぞ!また行きたいぞ!
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立ち上る 湯気の向こうに 宝島 バスタブ号の ジャックスパロウ
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ぼんやりと過ごす時間は自分へのご褒美なんだ頑張ったもの
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夫逝きて三年みとせ目の春紅梅の咲きて嬉しや命の満ちる
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バス停のおじいちゃんの笑顔こそこの街に咲いた 最初のさくら
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じゃあね、って 手を振った君の 背は遠い ひとり教室 あまりにも恋だ
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うつむきて 震えるつぼみ陽を浴びて 薄紫のカタクリの花
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浮き雲に寝ている心地 ごめんねと言えてすべてが軽くなりけり
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ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
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眼裏まなうらに浮かぶ何かに呼びかける返ること無い返事を待って
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如月は衣を重ねることという一枚一枚ぬいで待つ春
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ふうわりと天狗も笑う春の風お山の木々も芽吹く日近い
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天丼の エビフライから 卒業し 大江戸線で リセマラしよう
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やせてきた白い石けん濡れているうちに重ねる赤い石けん
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夕暮れに ひとつの傘に 肩並べ わが衣手に 梅雨はつきなし
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勾配は何 パーミルかその先に何が見えるかまた明日が来る
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前世ではスパイをしてたらしいから その分派手な口紅を塗る
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公園のパンジー美し花の道 春は隣と五感に感ず
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燻炭を撒いて融雪促すも 新雪積もって元の木阿弥
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ありがたいお経のありがたいところ探したけれどよく分からない
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