Utakata
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私より上手いあの子がこの道と関係のない進路を選ぶ
19
三行半
(
みくだりはん
)
酒に突き付け はや
九
(
く
)
年 夏のビールに 復縁迫らる
16
老ひるとは 亥の刻過ぎきし刻限は 夜更かしなどは夢のまた夢
19
免許証 返納したと 言う友の 少し寂しき 笑顔脳裏に
17
花々を抜けて羽ばたく蝶々らのながれる色は風に咲く薔薇
18
桐の木に絡む藤蔓花落ちて 我こそ主役と桐咲き誇る
12
再検査終えてようやく息を吸うわが胸のなかに満ちゆく五月
19
暑ければ冷房つけろテレビ言う節電しようテレビを消そう
17
恋し人貴女が違う屋根の下 幸多かれとただただ祈る
9
指のたこ 左官の
鏝
(
こて
)
に指を添え脚立の上で壁塗る父よ
19
自販機のあかるさのなかタンポポと夏のありかを探すサイダー
23
坊さんとお布施のことで喧嘩して一夜明けても今朝まで憎い
13
触れたなら 戻れぬ場所が あると知り 距離を測って 季節が過ぎる
8
こんな俺褒めてくれてありがとういつもいいねに救われてます
9
あさぎりの空に響かふ鳶の声
己
(
おの
)
が占めたる
領
(
なは
)
を守るか
8
この世をば我が世とぞ思ふ得票を 中傷動画で得たと思へば
8
銀色の 砂丘に風が 吹いている 月の目をした 鴉が飛んだ
14
新緑に木漏れ日のさす散歩道五月は素敵!風まで緑
7
ぼろぼろとあふれるこころに比例して 感じた セイ と温い夏風
7
茜色 揺れて膨らみ滑り落ち 濡れる頬まで 染めあげていた
7
お布団の引力強い朝6時やっと振り切り今日も始まる
8
失せぬやう付けし鈴なる定番も今では熊を避くるため付く
7
野良猫が寄るのと逃げるその差には 誰かがくれた優しさがある
7
ムクノキの陰に園児らやすらぎて五月はこんなにも美しい
17
夏野菜カレーに挑戦しようかなマイナスイオン意欲促す
16
梅雨入りや 三十度超え 各地では 夏のようでも こちら冬服
6
夏の陽よどうか急がず満ちていた桜の香りを返しておくれ
6
味がない キミの料理に 味ぽんを 俺は自分を 騙せなかった
6
火をつけて 煙の匂いに 思い出す 不機嫌な顔 空の灰皿
6
冬用のラグを持ち込みお洗濯朝日差し込むコインランドリー
6
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