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静寂の紅葉映る瑠璃光院 貴方のおかげベストショット
7
人まばら 淋しい庭の美術館 秋の花達けなげに咲いて
10
竹林で太陽の光顔に差し まるで美顔ライトと娘
9
気づいたらなくなっちゃうのばかりだね 切ない冬だ ねぇシュトーレン
8
旅の宿 湯けむり白き岩陰に ひっそりと咲きし
石蕗
(
ツワブキ
)
の花
23
霧のなかなにも見えない灰色に朝日ぬと出る鳥が飛び交う
22
もみじ照る 香嵐渓に人溢る 山の彩
(
いろ
)
落ち 年の瀬に入る
34
往く秋に冬の兆しのいろ混ぜて木漏れ日揺れる
小径
(
こみち
)
にふたり
16
9時開院スマホ開始は
14
分この時間差はきっと気遣い/早起きで診察順番取りを
17
諍いが些細なことであったとてその背景は長くて深い
20
年賀状遠慮されてた知人から喪中はがきが届き戸惑う
15
マンデリン濃いめに淹れてブラックでどら焼き一個と幸せな午後
13
塾前にわかってないよと君口ずさむ 分からないから行くのだ行け
7
外国人観光客
(
ガイジン
)
がスマホ構えるその先にゴジラが吠える夏の借景
10
「ええとこにお連れします」と怪しげなLINEに笑い
堪
(
こら
)
える車窓 /子の街へ…近鉄特急
23
ジリジリと目盛を刻む温度計 五体投地の夢にまどろむ
6
ゴミ箱を片付けむごと運ばれり病人介護とアナウンス告ぐ
8
ラッキーな僕は週
7
君に会う だって君はパートナーだから/お題「
7
」
7
手を叩きコロコロ笑う
義姉
(
あね
)
のくせ入所の朝もそれは変わらず
28
冬コーデ明日のチョイスを考えて あれこれ悩み決まらず寝落ち
21
口を開けながらシリウスを見上げた地球の上のただの一本
9
掠れかけた星がひとつぶこぼれ落ちたから私は泣かなくていい
10
おはようの続きをしよう吐く息の白の密度が高まる朝は
25
寂しさを積もった雪に放ったら一緒に飲もう甘いミルクティ
18
冬の夜に 消え入るように三日月が 痩せた姿が 寒々寂し
19
山里の
紅葉
(
もみじ
)
濃くなる小春日に秋を彩るおにぎりを食む
33
朝五時半 始発電車の音澄みて 冬らし今日の 始まる音なり
40
柔らかい雪を払ってくれる母その温もりに「ごめん」と言いたし
19
秋がなく 冬が到来 大急ぎ 衣替えして ああもう師走
14
趣味短歌すっげーマジメなんだねと言われてしまう言わせておくの
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