見返して自分に何があるのかと 「ちゃんとあるよ」と伝えていたい
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「我儘」と詰られ慣れていたつもり そんな事ないつぶては痛い
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その日が来たら忘れて遺書なんて残さないから祈らないでよ
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本便に乗り遅る ホームにひとり 缶しるこあがなひ 待つ次発
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ねぇどんな人が好きなの?白々と応える台詞「好きってなんすか」
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貧しくも海苔巻きだけの折詰の 土産はうれし ほろ酔いの父
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吹き抜ける風をいなして 寒川に 凛と立つサギ 見惚れる朝よ
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冬薔薇よ世界に指でぶら下がる私自身が礼拝なのだ
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ひとりでも道を切り拓ける馬力 ひとりでは繋げぬこの旅路
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一人だと やる気スイッチ 入らない 料理って あなたに笑顔運ぶため
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ときふれば いろあせにけり はるまたず こひワスレくさ たおりにいかむ
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忙しく洗濯物を干し忘れ忙しき事良き事なりか
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拳銃を客に突きつける芸人でしか笑えない夜がある 今も
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(困らせる一言)嘘だよ 本当に思うこともあるけど嘘だよ
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「愛してる」嘘だったことはないけれど 君がほんとにさせてくれない
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重なって乱れた髪に櫛入れる君を見つめた月のある夜
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あの夜は月が二つもあったから僕ら何度も間違いをした
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行っていい?娘にすいとん汁を出す「これって・・・」覚えてくれていたんだ
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最近はよく咳をする ただの風邪じゃないといいな そう思います
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私がいなくても生きていけるなんて許せないっていうのは嘘
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君の腕君の手君の目君の声脱ぎっぱなしの白い靴下
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「大丈夫」「全然平気」「待てるから」深夜の駅前雪だるま一つ
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嘲笑が反響したら壊してね クソ過ぎる馬鹿 過去 コレクション
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凧の糸ぐんぐん伸びて百メートル 手に掴むごと正月の北風ならい
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翳刻み月のみちゆき愉しめば皺刻みゆく君の愛しき
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添い寝する 猫のぬくもり 感じつつ 厳しい冬も 悪くはないね
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手袋を嵌めても悴む指先を 揉んで擦って電車待つ朝
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水の音 聞きつけピョンと 洗面台 君のは床に ちゃんとあるのに
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これ美味しい という君の声 リメイクよ 達成感増し 朝から幸せ
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リメイクの 料理褒められ ふと気づく これってクーポン 使ったみたい
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