雨上がり 川の両岸一面に 活き活きと咲く 野の花愛らし
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ただ一つ作れる料理はカレーなり 夫の定番メニュー 母の日
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薫風にいだかれながら 葉に一つ 月下美人の小さなつぼみ
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「行って来ます」出勤する息子を見送れば ほのかに漂ういつもの香り
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今さらに知った私も気象病? 昨日の不調はスッと消えて
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キッチンに香り漂う初夏の午後リンゴといちごコトコト煮込む
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十字架草と呼べば清らか ドクダミは 「自己犠牲」の花言葉持ち \咲弥様へ
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皐月咲き競い合うかにアナベルも紫陽花開き花盛りなり
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通院の日取り決まらずもどかしく送りの息子伺うばかり
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木々のにいつしか苔はむしりけり黄色い花を静かに咲かせ
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本能がくすぐられるか三匹の愛猫窓辺で蝶を目で追う
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庭隅に黄のガザニアの広がりて 初夏の陽と風 吾も受けて佇つ
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幸せな寝落ちを今夜 途切れたる 返信をまた慈しみ居り
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我を越え三児の母となったは ネイルでおしゃれ 嗚呼まぶしいかな
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杖をつき 前行く老人 カートには 花束一つ ゆっくり揺れる
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曇天の長き晩春 雲の緞帳どんちょうの向こうに 出番待つ星
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湯を誘う 言葉の継ぎ目 さがしてる ふたりの宿に 月が寄り添う
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ありし日を偲びアルバムめくりつつ一人でいるもそれなりの日々
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やられたね! 鳥も知ってる美味うまいもの 今朝は食べよう完熟ビワを
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あまたあるやまいのどれにかかるかで左右されるよ生涯格差
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初夏はつなつに小さき白き南天の花風に揺る庭の片隅
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ウォーキングに疲れる時もあるわけで よわい重ねて 夕暮れの街
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朝焼けに色とりどりの雲光る4時起きもまた夏至なら楽し
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昭和の子 巨人大鵬卵焼き 夫ももれなくその中におり
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白鷺の飛び行く空は梅雨曇りハルジオン咲く通院の道
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右頬を 小風こかぜがなぞる度 よぎる あの葉盛りの 夏のさよなら/r 
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やまいにて失いし時間とき大きくて若さに必死にしがみつく今
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坂道を登れば白きアナベルの咲く庭のあり水無月の風
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見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
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寝ぼけ見る 鏡の中に せがれいて 驚く吾を 妻が頷く
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