暗くて静かな闇それを楽しみ私本の中におちた
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あの頃に思い描いた大人とは程遠いけどホームへ向かう
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QQQQQ 美美美花華 鬱鬱鬱針刺 外見至上の 短歌作り
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クマが出た!瞳の下で冬眠中 今さら寝ても起きられないね
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七々でシーンが変わるタイプの歌東京タワーは青みがかっている
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そう言えば角砂糖があったよな コーヒー薫る滅亡の朝に
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AIが勝手に電話出てくれてどう受け答えたか知らないわたし/スマホの通話セキュリティ
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朝は雨昼は晴れだね夜は雨私は君をずっとみている
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燃やせばすぐに飛び乗って今年また猫乗りファンヒーターの季節
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よりそって なかよくねむる ねこたちに 無事に帰って来るよ、と誓ふ
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結論は何でもありのこの世界あなた私も好きに生きよう
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おっさんがテーブル席に三人で焼き鳥持って誓いを立てる
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君のため経験からのアドバイスを尽くしたけど刺さらなかった
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天然の馬鹿だからサプライズって意味知らなくてみんなにバラす
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ピーカンで神代の昔始まりし好いた惚れたは一時休戦
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川霧のニュース流れる晩秋に明日から北陸ふたり旅、雨
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袖捲そでまくり 流水の冷たさ感ず おもむろに歩み寄りぬ冬季
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百合は菊 おぼろげ世界で変わりゆく 終焉しゅうえんが惜しい 夢の旅路
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知っててもできないことがある きみのつむじを撫でた北風を食む
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久しぶりの秋晴れに望む岩木山、初冠雪とふ霜降の候
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検査後の 休憩室で 他の患者さんかたがた 皆様ぐったり ねこ母キョロキョロ>好奇心旺盛(笑)
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また今年灯油の出番来たものと夏乗り切ったゲージ見つめる/灯油タンク
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ウォーキング熊危なくてお休みと言い訳してる俺もひとりだ/実際危険
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すやすやと眠る顔見てふと思う嘘をつくのは嫌いだからか
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ただいまと ねこに頬ずりしたくって 麻酔明けにて も少し我慢/まだ頭ボー
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大怪我だ腹は痛いし血は出るし女に生まれるもんじゃないよな
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爪を切り 切った爪を 紙包み かけらが落ちれば 死にたくなる
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旅先で家族の「好き」を探しおり 我が家の愛はそこにあるかも
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手ぶれ補正そんな機能は要らないよ震えるほどの感動を残す
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盛秋や 自販機の茶 ホットなり 冬の近づき 少し感ずる
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