鳶色という言葉知るあの人を思い出してるその眼差しを
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公開は積極的にされてない逃げているのか嘘つきなのか
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あらかじめ用意したメモあれれないように慌てる恋に暇なし
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綱打ち済んで奉納土俵入り披露する英明はいつまたボツだ
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鏡見て絵手紙そしてラブレターまでが恋だとまた言い聞かす
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作詞家を夢見た結果レコードにならない無駄が句を歌を詠む
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美智子さま歌集買ってもまだ弟子になってないそのレベル目標
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二十歳からもう五十年レコードにならない作詞家はしつこくて
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ひらひらとなにか舞ってる見上げれば白く小さなあゝこれは雪
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降雪の恐れなくなる雨が降り出した遣らずの雨じゃなかった
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今季最強最長寒波襲来の初体験は竜神の滝
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サプリまたぐっすりと朝かろやかにうたう短歌を知っているのか
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企みを誤魔化したくて慌ててる振り暇だから考え過ぎに
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なっぱ電車に母は乗ってた昭和には指切りをしたような気がする
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自転車を漕ぐ間に昇る朝の陽の熱に溶けゆく真白き吐息
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復活へ現在地だと完全を見せてくれたな手術後の初
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手挽きミルゆっくり回す日曜日眠る我が子を起こさぬ様に
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今日行ける道はどの道ラジオ聞く吹雪か除雪か事故か故障車
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晴れ間来て老夫婦住む屋根の雪下ろしするべく救世主来る
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冬七に春三分程日の光 少し切なくなる白い色
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満月に誘われるよに南から一等競い春風は吹く
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先輩の助言を聞いて目が覚めるより句を歌を詠むいいヒント
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最大の魅力は秘密古希美人口癖だけどまた女子で留守
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今日も待つ昭和レトロの喫茶店指切りをした仲でも他人
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ぼたもちを 自分で作って 棚にのせ 偶然じゃない けれど幸せ
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断らないと失敗をする相応しくない人は君はっきり言われ
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悪条件の損な仕事を押し付けて定年の花束はなかった
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我慢して付き合う仕事って何か考えるより脱サラはダメ
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感情の激しい人の発想を句に歌に詠むための乾杯
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「誠心誠意頑張ってみな」言い聞かす自分のことがもう大嫌い
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