十六年キミと続けたごみ拾い キミのおかげよ もう立てぬ老犬キミ
45
文字だけの隙間を埋めるハグとキス直に会わねば充電出来ず
15
寝たくない起きたくないは同じ意味 鬱隠すためスマホに依存
11
背景この短歌読んでいる貴方は何処にコピペしているのだろう
4
謝りたくて  すみませんと 言ったけど  なんか伝わる 気がしないよなあ
7
ずっと一緒と 笑った君の前髪が 知らぬ間に短くなっていて 嘘ばっかりと つぶやいた冬
6
経験を したのに同じ 傘の下  護られるはずの いのち 時雨て
42
久しぶり娘に洗髪してもらいあなたを産んでホント良かった
21
葉を重ねみどりは深く色を増し蒼き悩みはいずこへと去る
27
半夏生白き装い雨を待ちこふべを垂れて炎天に立つ
29
なんとなく太き声かな水無月の梢に日毎鶯の鳴く
16
「行って来まーす」ふと振り返るベランダに淋しそうな愛犬キミの姿が \ 若かりしキミ
36
カッポカッポ お馬の様に歩いたね もうもう動かぬ愛犬キミのその脚
49
クリックしたらタイマースタート まずはYouTubeを見ながら1時間過ごします
6
エアコンの効いた部屋でのお昼寝は夢まで涼し夏至の日の午後
30
子のみやげ小麦饅頭なつかしや祖母が作れしそれと同じき
18
朝餉あさげときギィーギィーギィーと尾長鳥何をか見つけ空腹おなか満たさん
15
ときめかない ときめく これはときめかない 私を箱に詰めるこんまり
8
轟音のいつものくしゃみに遮られ 歌にならない母よ 元気で
45
花壇には木漏れ日のもと凛と咲く花魁草オイランソウの赤色まぶし
21
ゆらゆらと儚げに咲く白蝶草ハクチョウソウ炎暑を忘れ涼しさを呼ぶ
25
連れションの響き懐かし停車場の公共トイレのクラス会の夜
14
「時々はLINEくらい見てほしい」 妻への願い 喉までとする
18
家族すら持たぬ女はさびしくて人恋しさに人をながめる
27
その昔 母の日贈り物ギフトのマグカップ やっぱり捨てれぬ 欠けてはいても \ 断捨離してます
37
穏やかに92歳くじゅうにで逝く姑の通夜遠く花火の音を聞きつつ/十年前花火大会の夜
22
とびきりの笑顔が届く夏の朝離れ住む曽孫ひこスマホの中に
26
期せずして逢える幸せ抱き合う令和七年七夕の夕
11
独りでも生きて行かねばならぬゆえ あちらこちらに折り合いをつけ
27
エアコンが 到着するまで2週間 氷 かみさま 風 ありがたや
50