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轟音のいつものくしゃみに遮られ 歌にならない母よ 元気で
45
花壇には木漏れ日のもと凛と咲く
花魁草
(
オイランソウ
)
の赤色まぶし
21
ゆらゆらと儚げに咲く
白蝶草
(
ハクチョウソウ
)
炎暑を忘れ涼しさを呼ぶ
25
三日月夜。
月牙鏟
(
げつがさん
)
の 使い手は 沙悟浄だった 成仏のための
32
アメリカンチェリー一粒ちょっとした言葉の棘を反省してる
53
旅路にて 荷を預けたら 身軽なり 引き受けてくれた
方
(
かた
)
に謝恩の
36
「のきばって何?」って聞かれ分からない 親子笑ってささのはさらさ
38
台風が ふたつも来そうな その時に 飛行機に乗る わが身を思ふ
34
一条の
蚊遣火
(
かやりび
)
星に みえますか 天の川瀬で ひとり待つきみ
/
もうすぐ七夕
40
農園の紅いネットにぶら下がり小玉スイカの縞夏を告ぐ
44
満開のブーゲンビリア
廂
(
ひさし
)
借りここだけ少し南の座標
55
アジサイが 創る水玉 光り帯び 今日も活きよ 清く生きよと
54
穏やかに
92歳
(
くじゅうに
)
で逝く姑の通夜遠く花火の音を聞きつつ/十年前花火大会の夜
22
太極の 老師は九十四歳で 癌でも元気 運転して来る
/
えぇっ?🤯
29
かすむ都会 機体迎える ビル群は 足もと失くし 夏の亡霊
35
言の葉が実を結びゆく歌となる不揃いだけど私の果実
52
エアコンが 到着するまで2週間 氷 かみさま 風 ありがたや
50
夕立に追われて帰る労働の熱も疑問も対流してる
39
シンジケヱトより國粋主義者を作らうよ「撃たれた総理は二度撃たる」
13
國政――、鼠講商に穢れゆく時を緑黄色社會が謳ふ「萬歳」
10
天皇制督父は鐡杖をもて支配せ り、なまぬるき革命の血褐の旗
12
戰世近づきある 旋風風とは鉤十字紋章にほかならず は
9
熱情は 北の星にふれ 涼やかに スカイツリーも シュッと澄まして
37
電波塔 各国言の葉 匂いの
坩堝
(
るつぼ
)
昼にうっかり インドカレー屋
35
木々揺らす風吹く午後に聞こえ来るか細き蝉の声漸くに
24
台風が過ぎて夕方五時半の空は水色真昼の様に
37
台風の後を飛んでく黄揚羽の後に続けと自転車を漕ぐ
56
台風が 乗っかっている 吾子の町 山のこちらは むし暑いだけで
36
心地よい 仲間意識の スローガン 仲間じゃなければ ほぼフーリガン
32
髪色をピンクにしたと聞きました 似合うだろうね。好きでごめんね。
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