夕暮れのフェアウェイ行く芝刈り機揮発していく六月夏日
37
見上げると夜空の月が微笑ほほえんで 今頃君も笑っているね
36
学生の 頃に聞いてた 曲流れ いつのまにやら きっと懐メロ 
7
花と種 おなじ魂 けど見た目 違いすぎでしょ 魂噴いて / ポリー星はいっぺんに花盛り
24
何気なく 続けていると 習慣が 時間をかけて こだわりとなる
15
登りきれば そこが楽園 かといえば わからぬままに 必死に登る
41
年上に 見られることが 嬉しいと 思った気持ち とっくに忘れ
10
蝋燭の 灯りをそっと 包むよに 心の灯りを 灯しませんか
40
額縁の中で見つけた蒼きケシ孤高に咲くやヒマラヤの地で
26
忙しい ああ忙しい バタバタと 過ごしていたら 気づけば明日
5
路傍にも小待宵草ユウゲショウとりどりの花ひそやかに揺れ
18
独学で すぐに調べて できるけど ひとに教わる ことも大切
10
還暦の君に逢ったら問いたくて 知りたい人生質問60
36
蔓延はびこった 草と格闘 そののちに クワガタ顔だす 月夜の露天
49
日本國民 汝、深き疫病なり党争と黑血の蟠る日の旗を振り
10
ナツィストの肋骨より納まりぬ軍卒の襤褸なせるは憐れ
11
浅き平和されど續ける戰争の昏き眦睨めることなきか、汝は
10
晴れの日 または雨降り 寒暖の 差が気になるは  家庭菜園 
5
背景この短歌読んでいる貴方は何処にコピペしているのだろう
4
人間 戰火なす群國家軋み――、西暦以降の時計指繰る竜頭の死
9
死を思はず歌を創れるものから授かりぬ「ちゃちな射干」
10
草壁へ倒れし幼時時計支ふアトラスの諸肩 赦免非ず
11
私性などに拘泥せる抒情歌人 アウシュビッツを見せて遣りたき
12
雨予報 知っていたけど 傘持たず 予報通りに 雨に打たれる
8
一杯を写真の君の前に置く新茶の香り届けとばかり
20
冬の日も 雨降る夏も お別れも 過ぎてしまえば 戻らないから
10
各地では 梅雨が明けたり 梅雨入りし 北海道は 日により寒い
8
フル・ムーン 「もう赦して」と 願っても 御仕置つづく 変われぬ私
35
麺すするその快楽のみ求めたり体重計よお前は敵だ
10
嬉しさは思ったよりも続かない寂しさは人の形の影に似て居る
11