おーい雲白いスニーカーを履いたのよ眩しく輝くお日さま見せて
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緑なす五月の風の中に立つ白きシャツ着た君が手を振る
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幸せな寝落ちを今夜 途切れたる 返信をまた慈しみ居り
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すれちがう バスの運転手さんたちの 挨拶 見たくて いつもこの席
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曇天の長き晩春 雲の緞帳どんちょうの向こうに 出番待つ星
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湯を誘う 言葉の継ぎ目 さがしてる ふたりの宿に 月が寄り添う
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あまたあるやまいのどれにかかるかで左右されるよ生涯格差
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ウォーキングに疲れる時もあるわけで よわい重ねて 夕暮れの街
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朝焼けに色とりどりの雲光る4時起きもまた夏至なら楽し
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昭和の子 巨人大鵬卵焼き 夫ももれなくその中におり
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やまいにて失いし時間とき大きくて若さに必死にしがみつく今
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坂道を登れば白きアナベルの咲く庭のあり水無月の風
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寝ぼけ見る 鏡の中に せがれいて 驚く吾を 妻が頷く
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ヘルパーが帰ったあとにほんのりと部屋に漂うフローラル系
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脳みそを隔てた先にある現実リアル 夢ですら私、幸せになれない
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午後5時を告げるチャイムに腹が鳴り配食を待つパブロフの人
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額縁の中で見つけた蒼きケシ孤高に咲くやヒマラヤの地で
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十薬と毒ダミというふたつの名どちらも良しと白き十字を
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文字だけの隙間を埋めるハグとキス直に会わねば充電出来ず
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背景この短歌読んでいる貴方は何処にコピペしているのだろう
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私性などに拘泥せる抒情歌人 アウシュビッツを見せて遣りたき
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謝りたくて  すみませんと 言ったけど  なんか伝わる 気がしないよなあ
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ずっと一緒と 笑った君の前髪が 知らぬ間に短くなっていて 嘘ばっかりと つぶやいた冬
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経験を したのに同じ 傘の下  護られるはずの いのち 時雨て
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葉を重ねみどりは深く色を増し蒼き悩みはいずこへと去る
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半夏生白き装い雨を待ちこふべを垂れて炎天に立つ
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なんとなく太き声かな水無月の梢に日毎鶯の鳴く
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クリックしたらタイマースタート まずはYouTubeを見ながら1時間過ごします
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エアコンの効いた部屋でのお昼寝は夢まで涼し夏至の日の午後
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告白と言えないような言葉でも 僕にとっての精一杯です
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