あいすとは甘く冷たくいつまでも変わらずきみを待っていること
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雲海も逆さ紅葉も人作るハイテクの里 心動かじ
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しんしんと 降りやまぬ雪眺むれば 真白き冬が みちのくの地に 
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アフガンの荒れ野に銀河の水流し中村翁は流れて星に \ 中村哲先生命日1204
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平安も 生きていたやも しれませぬ 周明の最期 打ちひしがれて / 光る君へ
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朝起きて君に伝えるおめでとうふたりはしゃぐ誕生日
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「好きです」や「愛しています」超えている この気持ちには名称がない
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公園を奪われた子どもは大人になりあの日を抱え五階へ
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「はい、これ」と差し出す袋 あっケーキ! 息子に祝われる今日は結婚記念日きねんび
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寒いから部屋の中に入りなさい温まったら力が湧くよ
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「これって」自己満足か義姉あねの居へ好物運ぶ我は何者
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ポータルでマイナ保登録多分よし年明け通院マイナ保デビュー/マイナ関係
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内緒だよ誰にも言うなと言われたが皆んな知ってたよくある話
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うちにくる? うんと言うから連れてきた衝動買いというんですって
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古着屋のショーウィンドウに飾られたミモザは春を待たずに咲いた
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ゴミの日に 「11」の文字 透けて見え 過ぎ去る日々に 紅葉の葉舞う
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日だまりにハクセキレイが降り立って三歳一歳並んで駆ける
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箱開けた子の顔浮かべニヤけつつ注文をするサンタのケーキ
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インフルとコロナのワクチン打ちました 冷やし中華始めたみたいに
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檸檬成り 日ごと黄色く 鮮やかに 若い頃には 知らぬ喜び
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言い訳と他責ばかりが上手くなり 目と目を合わせた会話が苦手で
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焼肉で慰労しようと言う閻魔に鬼ども不満「タンは飽きた」と
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布団干し日和だったと晴れ空を虚しく仰ぐ午後二時の帰路 /17
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持て余す理解のできぬ小説に夜ごと寝落ちのその一ページ
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怨み傷 未練の跡は消えなくて 手首に残る 君へのおもい
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デミグラス匂いが帰路で漂えば、ハンバーグの口に食べられるおでん
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ガラス拭き破れた網戸に今日気付く今年の夏は出番がなかった
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新しい連絡先のお知らせに感謝しすぐに着拒の設定
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聞いたことない語がいつも流行語ニュース毎日見聞きしてるが
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ふてほどはどう言う意味か尋ねるとふてぶてしいにも程があるだと
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