薄氷を 割って冬から 覚めゆけり
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千切れゆく毛糸の端のそれぞれを私みたいな夫婦と思う
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百均の毛糸じゃ上手くならないと言われて気付く解けゆく撚り
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新年の歌会終えて晴れやかにシグナルは青先の先まで
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噛み締めた 冬の唇 ひびひとつ
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今までの 頑張ったこと 勉強の 成果がついに みんな頑張れ
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大事にとっておいた 便箋の封緘シール 枯れ色を纏ふ
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寒分けて 小春を運ぶ 南風 黄砂と花粉 連れ来たりけり
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中指の露出狂 意味も知らないで なんだかんだで生命が好き
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多忙にて痛み薄らぐ気もするが後で歪が出るんだろうな
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わるぐちを言われたくなきゃ生き返れ死ぬのがちょっと早すぎですよ
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貴方には、輝く銀が良く似合う 金でも銅でも無い、貴方は銀
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真っ赤だと褒められたりんご刃で剝かれ自慢の真っ赤脱がされてゆく
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七月の晴天の下で俯いた、あの日の私を慰めてみたい
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炬燵出し 籠に蜜柑 皮を剝く 当たりと願う 冬、山茶花
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身勝手な希望を映す幻燈機 席を立てないあやまちの恋
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春先の陽気と予報伝えるが日陰歩けばやっぱり冬で
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メンヘラは可愛いとか言えてる君はまだ私を知れてない
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挨拶は 大事と言うが それよりも もっと大事な ひと言がある
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雪が解け重なり合った掌は愛が交差し熱が絡まる
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皆眠る 刻はつとめて 書を開く このひとときは 我が財宝たからなり
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朝どりぞ つげまちがえか 暗はれば 朝の道けり どろのぬまかな
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早朝の ダイヤの乱れに 涙する 神の朝日ダイヤの 乱れを思えば
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腹が空きまた腹が空き腹が空き 気付けば汚れ洗って眠る
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くそくらえ 配慮親切思いやり 当たり前さえあればいいんだ
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早朝のコメダで憩う人々は 目覚めた顔とこれから寝る顔
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酒を飲み 昔のことを クドクドと ほったらかして ごめんと言う母
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空缶と温めたけど冷えきったコンビニ弁当炬燵の上に
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東京と大阪巡る大環状 往路は北陸 復路は東海
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わかること声と笑顔と爪のいろ 今日は会えないワンモアコーヒー
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