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春日野に飛ぶ火は蛍夕闇に野守も出でよ昔偲ばむ
9
今日も呑む 明日も呑みます エブリデイ 健診前のみ 誓ふ休肝
7
新しき品が あるのがいけないと 医者への言い訳 コンビニの隅
4
くしゃみせば 猫飛び起きて 別れしも 物申したし 目の可愛さよ
7
ひさしくも暑さの夏を忘れ路の文月の端に猫のまどろむ
16
スピーチのテーマ私の短歌とす 出席率が減ると主催者
13
手鏡の我は口角あげられず福笑いめく表情筋
12
知り得たか? 聞きし日々に うらぶれて 稀に足掻きし 褪せ人の矜持
4
夕立のなごりの露の白玉に数添ふものは蛍なりけり
14
苦しみて 書きし文なり 見直せど 送るか迷ひて 時のみ流る
7
初恋の君の住みたる町の名を ふと思ひ出す鷹匠町と(姫路を詠む)
5
大数に 人ら惑いて 祈るのみ 良き札来たれ 二十一来い
4
数日を蒸し蒸し過ごす梅雨らしい涼しささらば小暑の名のごと
20
光なき 己に代えて 我がバイク スポークひとつ まで磨き抜く
15
さくらんぼよりも こっちが好きなのさ 負け惜しみぽいアメリカンチェリー(でも美味しい)
16
朝一番 ねこと目が合い ほぼ同時 ふわわとあくび 平和な世界
29
笹の葉に願い託すか幼な子は 吾も短冊に想いをしるす
28
帰り道 乙女の祈り 聞こえてる 窓からのぞく ガクおっさんか
2
仕方なく 成城石井で 買った傘 ものの
5
分で ムカデの骨と化す
9
大切な 人はいつでも 心の中に サヨナラをする 引き際難し
10
白髪のメイドは窪んだまなこして 主なき城守り続ける
7
採血は 定期テストの ようなもの だけど数字は 低きが
宜
(
よろ
)
し
14
履歴書の 空白うめる 綺麗ごと 書いてはひとり 笑い止まらず ・お題「履歴書」
4
今気づく「文春してる」が常態化 かの国 ナッツ、サッカーまでも
8
アルミ敷く床は冷たしされどなお冬を照らせる 銀のぬくもり
6
一Kに四人縦寝の冬の夜 寝息時々末子夜泣き
6
人はみな前を向こうと言うけれど この前のことは後ろにあるの
9
相部屋の 向かいのベッドの じいさんが ナースコールを また押している
5
作る人調理する手間考えて採れた野菜が冷蔵庫の隅
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作るなら調理する手間考えて採れた野菜が冷蔵庫の隅
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