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しみになるだからやめよと妻は言う だけど詩がある屋外プールに
13
ぼちぼちと それでも楽しく編んでいる チュニック完成いつになるやら
22
護られる スポーツ芸術 同じ穴 国の下僕は それを尊び
10
本能を憎むは狭いと言われるか パンクロッカーも結婚しちゃった
3
傷跡も噛み跡も残らない肌に何を残せる何を灯せる
7
室外機のホースの先から流れ出る 水の量にて夏を計りぬ
23
幼き手 朝顔摘んで カップつぐ ブルーハワイに グレープですよ
15
抱きついて 触れたところで 離れてる トンネル効果 すり抜けてゆく
3
紫陽花の
彩
(
いろ
)
終えて
腐
(
くた
)
す傍らに アガパンサスの青き星々
16
一向にクレームブリュレを覚えない君と喫茶に行く意義がある
5
半径はたった数ミリ バファリンに課される「優しさ」の代名詞
25
アベリアという花らしいGoogleで写真を撮れば見つかるけれど
2
積ん読が 夢を与えし 妄想の 実りたりける 今宵引き際
14
もし僕が急にポテトL奢ったらどんな顔するんだろうかこいつ
2
もし俺がそういう病気だとしても変わらず君を好きだと思う
5
可視化され 逃げるも速い 犯罪を
周回遅れ
(
昔の刑事
)
引っ捕らえたり
9
最初から 叶わぬ恋であったこと 無視し続けた報復かしら
4
舞台劇
首領常磐
(
「高市総理」=「Don Giovanni」
)
を 観覧す 原発依存 止める時かと
13
永遠の流れを見せる鴨川に恋人たちは刹那をみている
12
あなたにはあなたにだけの海があり、あ、さざなみ、と思う まばたき
6
電子の海 流れ流れて 速達便 十五光年 いくらなんでも
2
荒くれの街塗りつぶすグラフティー煤けた窓に切れた電球
4
散り散りに逃げていくよな思い出も日に日に集まる老境の日々
9
きれいな本棚にびっしりお出迎え好きがいっぱい大型書店
26
線路脇君が来るのも待ち遠し新型特急雑踏の中
6
午後3時 ビニールプールの 栓を抜き 庭に広がる 喧騒の跡
4
旅人の傘降り注ぐ
小糠
(
コヌカ
)
雨広重の絵を走る人々
5
「バッドモーニング」寝起きに唱えたら、これより悪くはならないから
5
苦しくて自ら閉じた心ごと 溶かし照らすは寄り添った君
13
人生は 積み木のように 揺れるたび そっと形を 変えては崩れ
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