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この人が 最初に死ぬのは おかしいと 母の推測 奴が黒幕
3
さりし背を夢もうつつも不可思議の ひかりとみずよみちびいてたも
13
憎き蚊を 猫の化身と 見立てらば 血を吸はれとて 笑ひて許す/猫好きな姪の発想
19
サインペンの蓋を開けたままにして取り返しのつかなさに浸る
7
「タタールの軛」を受けずにすんだこと 鎌倉武士と台風ありがと
11
小糠雨 ポツンと無人の販売所 こころ細げに胡瓜が並ぶ
26
dansh
7
ハイヒールこの日のために買ったのに彼の肩まで届かぬ私
9
徒然にこのごろ思うなんとなくショート動画と短歌は似てる
15
此の地には なんにもないと 人は言う 物言わぬ
宝
(
もの
)
目には入りつつ
18
夕暮れの「七つの子」てふメロディーにゆれる遠吠え夏の老犬
28
国ごとに 突き付けられた 課題あり 「 スカートめくる アメリカ・日本 」
10
風もなき 夜の宴の サワサワと 深き闇へと 眠り行くなり
13
我が利き手 人とは違ふ左利き 不便はあるも良きこと数多
16
目が覚めて家事を終わらせ床に着く 鳥の囀り空は白藍
12
またひとつ書斎の窓辺に鉢植ふゆ。うまかりき実のおもひでの種で
5
種の科で蒔き方土も変える花気遣う日々に知識増しゆく
19
ハチャノフは平井堅似と気が付けど瞳閉じれぬウィンブルドン
13
釣り料理花々育て自転車とバイクに夢を乗せて歌いむ
11
伸びし茎揃えて風の良く通る草花たちの我は理髪師
21
美味いねと微笑む君が完成の形にさせる我の手料理
14
一人夜に戻るソファーの君香るぬいぐるみ熊マックを抱き
10
立てかけた葦簀の前に梅雨明けの近さを示す青い朝顔
16
繫る葉を間引きて風の通り良く夏空待ちぬマリーゴールド
11
それはねぇ買った方がね安いけど作る楽しみ家庭菜園
7
円卓のグラスのシミに頬赤く染めるあなたを灯し眠れず
11
雨降りにごぼうの大き葉の下で寝る白猫や梅雨明け近き
16
皮を剥いたら乳白色の棒が顔を出す果物
4
「どっち派?」と聞かれて「猫派」と答えると「わたしはきのこの山派」と言われ
13
その都度に電話をくれる君だけど私の愛は恋とは違う
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