赤と黒 右か左か 狭まりて 隙間ないよな 自由の孤独
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己が非は 決して認めぬ 政権よ 令和に於いて 昭和のままに
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予備のネジ 使う機会が ないけれど なぜか捨てれず たまる予備ネジ
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金平糖を鞄につめて天の川を泳ぐあなたを探す
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関数は 混じり合わない 曲線は 互いに極限 漸近線へ
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いっそ死ね 怯えて生きる 明日ならば 答えはひとつ 恋の情熱
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君だけか 君だけなのか この世界 信じるほどに 狂う私は
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産土(うぶすな)は やさしき風の吹くところ 幼き日々の土なつかしむ
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沈黙の闇を引き裂く雷に心曇らす君を抱きしめ
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薬莢の 如く散り追(ぼ)ふ この短歌(うた)は 我が身を穿つ 日々の残り香
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かげおくり 夏空仰ぐ 影ひとつ 亡き人恋ふる うつしよかな
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ヤバいとか大丈夫とか返るのみ われの話は行き場を失ふ
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野辺に立ち 妖し濡れて棘アザミ 絡めた腕に赤がしたたる
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遠くまでハシドイの香の広がれり咲いているよと知らせるように
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特別な事なにも無く過ぎし日曜 ただ穏やかに時間(とき)がながれぬ
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ふる里はひと月遅れの星祭り柳にゆれる亡母(はは)の短冊
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杳き日に亡姉と一緒に来たワッカ 咲く花々を指差しながら
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五七五の櫂で恋歌の湖ゆけば水底の澱七七に舞う
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スーパーに早生みかんあり驚いて産地がペルーでさらに驚く
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ひたすらにペダルを踏みてまっすぐにみんなで目指す魚付林へ
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数秒のサイレンで終わった交通違反が夢に忍び入る
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司馬遼の「ロシアについて」を読んで知る 人のいのちを「量」とする国
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物作り 人を住まわせ 日本流 気概捨てれば 住処は墓場
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弱めたる菌を体に入れるとふ ワクチンのこと素朴に怯え
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寝姿を スマホカメラで シャッターを切れども起きぬ 机上(きじょう)にて猫
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書写したくともできぬ ノートの上にて爆睡す猫 退(の)ひてと言へづ
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お歳頃 帯状疱疹ワクチンの 市からのお知らせどうしようかと
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10円のチャチなロッカー軋ませて 服投げ入れて冷たいプールへ
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忘れもの指輪は酸で溶けるかな フラスコ内であいを煮詰めて
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傍らに 透明人間 居りますので 淋しくない 淋しくない
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