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緊張で喉を通らぬ朝ごはん美味しい夕餉を夢見てドア押す
7
川崎に広島弁の新人さん 淀んだ空気に瀬戸の海風
14
蟷螂のオスの最期を知ってから君を少しく遠ざけている
2
春の精 つぼみに言うよ 朝だよと ねぼけまなこの 桜五分咲き
7
「ぬばたまの」が夜の枕詞なら私の場合は「きらりらの」にして
3
氷点下十度を超えて三月の終わりが見えても春は見えずに
11
墜ちる白鳥
(
とり
)
それでも君らプロだろう 子どもら魅せろ 意地と誇りを
11
春色の汽笛を聴き、土の匂いでごぼう食べたいなぁ
4
さくらはいつさくのなか、ことしはまたさられ、かいかたのしみなり
4
孫も愛犬も、それぞれ可愛い、人生の楽しみふえると、こころ豊かになり、
5
始発なんとなく🈵、次駅で座れ、いす座禅はじまり、はじまり
3
春陽あび自転車のタイヤに空気入れ磨きしついでに今年の初乗り
5
日のひかり 澄みきった水 そよぐ風 おくれて気づく そのありがたみ
5
23歳、化粧崩れを気にしてロクに泣けなくなった
5
もう4月に差し掛かるっていうのにいまだに夜の散歩は肺が凍る
2
いつでも使えます!プリペイド式の感動を
2
まどろんで 右手のスマホ 陽を受ける 君の通知で 乱反射する
4
腕の毛を剃らなくていい日は楽で 剃りたいと思う日は楽しい
3
端末に送られてくるお祈りにどうりで言うのか「お客は神様」
6
夢乗せて走る列車は気づかない諦められたイヤホンの数
6
飛ぶ蝶にああなりたいと願うのに飛ぶ蚊を潰して「だって痒いし」
9
もう解ける雪を削りて滑走す夕陽の注ぐ春のゲレンデ
3
枝先の蕾は皆にジロジロと 覗かれ 照れて赤が差す頃
11
顔伏せて 帰ってしまおう 駆けたのに 抱き寄せられて こぼれる涙
4
オパールになるよりながくつれそって ひとつの宝石になりましょう
6
近頃は踏まれて強し雑草も「良いクスリ」から骨抜きになる
11
人生にペケがついたらつまづいた轢かれて潰れそこで終わった
10
人生は取り戻せないものだから後悔せずに恨みもせずに
12
朧月 濡れて滲んだ光の輪 泣きべそかいた少女の微笑
9
歳とって進学出来る!は言い訳で「私、有名人じゃないんだ」
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