花腐その後舌そ潤はむ――戯歌のをかしみいとも誇張され―― 詩歌寂滅までの夜長ければ
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ねこたちがお風呂もトイレも出待ちする それはささやかな幸福しあわせなるや
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昨日ここ娘が座って食べてたね婆も嫁いだ吾におなじく
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風呂の蓋またも忘れて叱られてボケに近づく、明日から師走
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創刊号 応援のため 買ったけど 三千円はちと怯むね
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1ヶ月 最初の壁は 乗り越えた 順応してからが本番よ
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明日こそ冬パジャマのゴム替えませう お腹が冷えてはなんにもならぬ
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ここに今 わたしがいると知っている わたしのために篝火かがりびを焚く
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「さよなら」と言われる前に「さよなら」と 負けず嫌いが恋の敗因  
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もしかして 恋でもしてる? ここ最近 メイクアップなんかして紅葉 
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そのメガネ似合っているね 関係が始まる音が聴こえてきたよ
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待ち合わせいつも池袋ぶくろファーストキッチンキッチン前 午前10時に恋が始まる
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チビ猫は おうちゃくという技おぼえ ひとくちオヤツを持ってきてほしい>おいで
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新聞紙輪にしたハンドル運転し 幼な子横断歩道をわたる
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目の前で悪口を言う人がいて芯の強さに憧れている
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世の中に ついてわたしは 無知だけど 雪になるまえの 雨はうつくしい
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あたたかい美味しい肉まん 同義語は上顎特効小型爆弾
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神様ちょっとこっち来い秋をきちんとしつけなさい
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若い子の行動力に胸打たれしがみついてる己を恥じる
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ふと気づく、四方を山に囲まれて暮らしてたんだ箱庭の民
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はずれても自分一人ではめられる肩の関節ただの現実
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詐欺だなと気づいた理由わけは簡単だほんとに息子の声だったから
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霜月の終わり入り陽をかすめゆく鳥のかげさえ死語となりぬる
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本の文字だけはあたしを裏切らない 孤独かどうかは紙のみぞ知る
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返信を待つ時間飛ばすために寝る リロードのない恋愛ゲーム
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あの夏でわたしの熱量とけちゃって もぬけの殻でまぬけなままだ
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賞味期限間近のチーズを食べきって 霜月が去る 師走は駆け足
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好きなのか嫌いなのかと聞かれたら嫌いじゃないってだけの君、好き
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下駄箱で夜中に靴らお喋りす「明日あす休みたい」「僕も」「私も」
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デート場所は憧れだった水族館 魚と魚だったふたりは
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