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今はまだハードル低いパパスゴイ 冷凍バナナ砕いただけで
4
南国の果実のような嘘つかれできただろうか素っ気ないふり
13
レスポンス クレしんみたいおかえりとただいまが逆こどもアルアル
1
さり気ない所作から分かる美しさ 下げる
頭
(
こうべ
)
は時を止めたり
2
カキフライ広島県産 文字だけで食欲そそる
幟旗
(
のぼりばた
)
かな
1
統一も創価も与党ある意味で信教自由保障している
0
ほろ酔いの妻は語れりキンキ愛 断乳褒める剛のように
1
段ボールシールを貼って即席の神輿完成ソイヤと担ぐ
1
失恋し暴食今季服合わず運動これは何の秋かと
2
この世には片隅などはなく全て宇宙の中心なんじゃないかな
2
単純に、毎日壁だけ見ていると夢でも壁を見るようになる。
2
大洗ベンチの列に海の風斜めに伸びる夏の面影
1
ファミレスに千円出すけどあの頃のミラノ風ドリアに勝てない
1
納品で通り抜けるや商店街 ひと際寂し祭りのあとは
0
三日目は歩き疲れて即寝落ち 狙い通りだ明日も行こう
0
親しくもない同級生見る地元 マスク理由にスルー決めこむ
0
細道を交代交代手をつなぎ 聴こえてきたね祭囃子が
2
三年ぶり賑わう祭り お揃いと見えなくもない甚平着せて
1
スマホの 汚れた画面を 拭く時は 全て忘れる 失恋さえも
2
あの人が俺を好きとか嫌いとかそれで生死を決めちゃう年頃
1
窓の外 電柱登る工事屋さん 彼でこっそり孤独を埋める
0
我が母校 学園祭をやるという 縁遠く思う 初秋の知らせ
1
足元に立ち見下ろせば真っ直ぐに伸びている影のような寝姿
1
リモートでリゾートの話しを聞く 生きたくなりました
0
どこからでも切れますという嘘もみな溶かせよ粉末スープの
潮
(
うしお
)
6
「行かないで」時をつかもうとするけれど 指すり抜ける砂時計の砂
0
白き月木立を渡る楽の音にまっさらな涙流れ止めるな
0
手作りのベニヤの板の看板が墓標のようにただ、佇む
0
もう二度と会えぬあの日のあの人が今日もまた増える二十六の夜
1
雑だけど正しい声がこの耳に届く頃には死んでるよ君
1
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