微笑んだような目をした雲があり誰もがみんな敵ではないよ
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「久しぶり」と手を振るように満開の桜の枝が風に揺れてる
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痛いって泣いてるのかな砂利道を歩いてみれば喋りだす道
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埋葬もマンモス狩りもガラケーも進化でみれば最近のこと
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即決の下に押されてカエルくん選んだ兄貴 それでいいのか?
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初めてのリアルサイズの恐竜に恐れおののき逃げるかわいさ
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県立の博物館の売店も三密避ける制限解除
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砂浜に産み落とされたウミガメの子どものように海を夢見る
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酒臭い男がすごく嫌いなの飲んだら乗るな乗るなら飲むな
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そうかなと思いもするがやや違う間隙縫って出口を探す
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はたはたと花弁落ちたり木蓮の天が零せし慈雨に打たれて
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日の経ったフレーバー付きプロテイン もったいないからオンザヨーグル
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味噌探し消えた味噌との同じ味色とラベルで選ぶ難しさ
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うぐいすの春なる声を聴けたのに震災の日々思い出す今日
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未入荷とあおりを受けた品切れの竹輪ひとつに今6件目
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持ち帰るお釜で遊ぶおままごと ごはんの上にスイカとうどん
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してたいと思った人はむかしからしてたのだからそれでいいのじゃ
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名物の釜飯弁当貰い受け広げた食べる楡の木の下
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坊さんと会えば必ずする会話「もうかりまっか?」「ぼちぼちだんな}
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ダゲレオの奥の笑顔は婉然と「イーハトーブは実在する」と
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女房の友達がきて4時間かそろそろ帰れ犬の散歩だ
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餌をまくオジさんがいてジャバジャバと水音立てて鴨の群がる
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梅の花 散りて落ちゆく 水溜り 名残りも浮かぶ 門松の跡  
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皆の声届くもごめん早期解散 次は四年後現地集合
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祈り込め#そろそろ打てや村上と 君の一人称も村上
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目のまえでほろりほろりと散るはなよ その一瞬に永遠を観る
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視えたって何もできずにここにいる力も立場も今はいらない
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手が触れて近い気がしていたんだよそんなことない君は太陽
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祈りながら 軌跡エッジに君は花を咲かす あの日の星はそう、降るようだった
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空寒く星清らなりいとせめて恋ひわたりたるわれに夕闇
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