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あこがれて 踏み締めていたはずの頃、しかしそれは春のようです
4
スマホの中は花の写真がいっぱいだきれいな花を見たら撮りたい
5
選ばれていくいちご味 選ばれず転がっているハッカとわたし
11
1116
(
いいいろ
)
の夢のかけらを乗せ走る 未知なる道は永遠であれ
6
カメムシを倒す私とビビる友別にモテなくたっていいもん
9
帰り道、暗さに畏れつ公園で慌てて切り取る 輝いた春
5
懇情の
凝
(
こご
)
った杯に浮き上がるはかない花をゆっくりと吹く
4
どうせなら異性の中で一番の友達だって言っていいかな
5
今日のうち眠る予定をまた過ぎて午前中には目覚めていよう
11
今決めた どうせ死ぬなら春がいい 桜のいかだで 彼岸まで行くんだ
12
私というヒトの恣意にて陶鉢に播かれる種子と炒られる種子と
7
早起きは 苦手どころか 勝手に目 覚めて、なんなら 夜更かしできぬ
5
「計画は要らないのだよ 適正な数になるまで死んでゆくから」
4
梢高く鶯が鳴く 生も死もlaissez-faireの春が始まる
3
「明日からやる」と言葉を身にまとい今日のやなこと一撃で倒す
16
澄明な水をすくってあなたへと撒いた亡霊はまた私だった
6
「君は花」とか「光」とか聞くけれど僕には別の駆け去る何か
8
春だから 別れは許す その代わり 出逢いを風に乗せ 持ってきて
7
ドロップの缶から転がり出る蜜柑 何かを連れてしりとり終わる
7
透過して僕に溶け込む雪の色瞬き香る君の笑顔
4
並木道 通れば雨はもう止まる。時間がとまるわけじゃないのに。
6
夕立の降る5秒前の涼しさは涙を流せ わずかな合図
8
君の輝き ふと思い出すほどに 懐かしい 朝、春、日本晴れ
6
たそがれの
昏
(
くら
)
き路地裏 猫の影 夜へと消えた 月を探して
9
丑三つの 道頓堀を 往く猫は 虚空を見つめる
河底の大佐
(
カーネル・サンダース
)
3
猫カフェに 無理やり連れて 行かれてね 違う
雄
(
オトコ
)
の 匂いが付いたの
8
誰よりも 早くエアコン 点けるから 誰より近くへ おいでよキジトラ
10
元彼の 猫に罪こそ 無けれども 何故に妬まむ 助手席の籠
5
葉桜の 季節が来ても この心 どこかに君が いる気がしてる
9
白猫よ どうして君は 逃げるのか 夜が明けたら 見えなくなるのに
9
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