派手髪にしようとブリーチやめようと 鏡に映る人が嫌いだ
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吐けぬまま消化吸収されていく 脂肪と糖と不安と鬱と
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仰向けで地団駄をふむ子のように竿から取れた旗が蠢く
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苦くって不味くて重い憂鬱が 喉を通ってお腹に溜まる
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学ランを羽織った彼女とワイシャツのをのこが疾走(はし)る桜花の嵐
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駆けてゆく ほんとうに欲しいものほど手に入らない きみの襟足
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「冬の朝、シャリシャリしてる」ふわふわな君の感性にほれぼれしてる
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ボンゴレとピザの取り分け最高とやっと気がつく老年夫婦/サイゼリヤにて
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湯あがりの 紅き縫い痕 鮮やかに もいちど君と明日を語ろう
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4時間の デスクワークしろと いう医者の 顔思い出し 憎しみを糧に
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雨が止む 心臓の音も汗すらもごまかしきれないまま暴かれる
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最北のバラ園 冬囲い外し ようやく故郷(さと)にも春の巡るや
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ねことねこ 両手で抱き合い かわいいな 肌寒いよね 花散らしの雨
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春風が雨も誘って踊り狂い 桜の絨毯敷き詰め去りぬ
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舞い踊り くるくる走り 鬼ごっこ 花びら(さくら)はこうして別れを告げる
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探してた 春の光は 花と落つ 灯りぽつぽつ 帰路まっすぐで
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雨風で巨大魚の背のような広場を歩く そろりそろりと
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スーパーの売り出し火曜だけ無くなりて チラシチェックの楽しみ減った
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新生活応援セールで ねこおやつ ついでに安くなってないかな
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夢の中いつも全力疾走で 休めてないよな気がしてならぬ
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静かなる 時は心に 映りゆく 退屈さえも 必要なりけり
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美しいのは散るからと知りつつも 春以外にも見せたい桜
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いつもより時の流れがゆっくりな 千鳥ヶ淵を花と歩こう
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水玉を勝手に傘に描き出す 花びら連れたあたたかい雨
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空も狭(せ)に舞ひ散る見れば佐保姫の春の衣は桜なりけり
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ロスだよと貴方のライン読んでから 私のロスも日に日に加速
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実家より戻りし我が家安堵する それも束(つか)の間(ま)父が気になり
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その背(せな)にちいさな羽のあることを知らない君はあの町を出ない
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扇風機 室内干しの 為成れど 雨音とともに 二重騒
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餌皿のどれもが底を見せていてトイレも流行るそりゃ食いや出る
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