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ラーメンの脂に映える照明の明るさにふと天井仰ぐ
4
夥しい「出会わなければよかった」を載せて地球は縮み続ける
1
郊外のイオンは膨張を続けやがて街ごと呑み込むでしょう
4
変わり目の寂しさよりも気兼ねなくチョコ菓子買って帰れる涼よ
2
抱きしめた熱は日焼けの跡に似て 向日葵たちが枯れても好きだ
7
終わりゆく夏の気配を分かち合う孤独なおばけは木陰に溶けて
3
眠い目を こすりてみても 幻は 人を誘いて 消えて現れ
0
黄昏て 欲も希望も 枯れ果てて 生きているのが 哀れに見える
1
女々しいと 女に振られる 元となり 頼りなければ 男も好かぬ
0
ふと見れば 老いぼれ犬が 尻尾振る 情なしとは 己の姿
0
秋だ!子らが叫んで落ち葉燃ゆ。焦げ茶のジャケット、どこ仕舞ったかなあ。
1
への字口マスクに隠しアクリルの彼方に響く嫌味に相槌
3
道の上ツクツクボウシ転がって、嵐のような八月終わる
4
在りし日の祖父母の家は和風です。夜の縁側、晩夏を過ごした。
2
風呂桶の真ん中空いて吹きすさぶ秋の夜風を涼しく思う
2
虫のようにひたむきにすら生きられずただ転がって時間が溶ける
1
海色のインクで引いた直線の彼方に浮かぶ国の友達
5
二発目はおぼえているかその前の花を もいちど笑ってみせて
0
声交わす会話わすれる人類がアップデートする以心伝心?
1
二週間前には蝉の鳴く道を急にふるびた自転車でゆく
7
回覧のコピー紙に捺す朱の判に生きた証の残るだろうか
4
出会いとは暴力なのにわたしたちほらまたこうして近づいていく
3
一筋の髪がはりつく首筋につい目を伏せた同じ制服
4
一途さの答えとなって落ちているあーしたてんきになあれのリズム
5
涼風に撫でられるような休息を尊く想うことで生きてる
2
家族とふ欠けたピースを寄せ集めママの味する飴玉ひとつ
3
紫玉燃ゆ 俺の最期の閃光も閉じ込められてきらきらになれ
1
コンビニのレジでまごつくようになりデジタル弱者で生きゆく覚悟
9
鏡向こうアイシャドウぬる目の辺り亡き母映り浅く息吸う
6
あやとりはいつも私で絡まった田中みな実になれないわたし
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