無心などされる恐れはあるけれど開けてみようかパンドラの箱
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五年前会社を辞めて消えた友 何かあったか夢に出てきた
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おなじよに 「月曜夜ふかし」 みてわらう 中国人と 戦争したくない
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背伸びして両手ふるわせナンジャモンジャが言う 明日あすから散り始めます
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ゆで卵アイスクリームを掬うよに黄身だけ食べて白身は残り
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呼び方を途中で変えるのが苦手 君・さん→アダナ 苗字→下の名
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回り道したから見えた景色とか出会えた友と価値観だとか
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君が飲む ルイボスティー おいしいの? 俺にはちょっと 切ない味する
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見た目わふうとは違ってポップな味がするしてやられたよ、モダンかアメは。
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笑顔満つ午後の歌会終えてのちトンネルふたつ越えて帰らん
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独りだと いろんな気持ち込み上げて 心ナカでぐるぐる 気持ち悪いよ
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いっそ黒に染めてくれたら楽なのに半端なグレーを生きる辛さよ
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メドゥーサの頭の如き寝起きの「鏡よ鏡」で乙女に成りゆく
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なぜ俺が 選ばれないの? わかってる。 こんな俺をさ 誰がえらぶか
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過去現在未来の橋を逆戻りも一度渡ろ君の手を引く
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葉桜に「普段着なんか見ないで」と言われた気がしちょっと恋した
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この街は果物買える余裕なく、ハンバーガーの哀歌が流行る
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透過する湿った風に煽られて上着の裾は闘魚の尾鰭
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後回しするな今やれ思うほど老いは気楽なものではないぞ
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「ご一緒にいかがですか」とチケットを、ポテトみたいに誘う休日
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北海道、右手で握ってブーメラン🪃暇を持て余した神々のあそび👴
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積む雪は弥生半ばを知らざるや陽射しに敢なく跡形もなし
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菜の花もふきのとうでも摘み頃を過ぎた新芽に魅力など無い
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ときめくものそれだけ残せということで貴方のことをこれから捨てます
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服ダサい、部屋が汚い、だらしない、甲斐性なしのダメな男ねダメなとこ そんなところも かわいいの 好き好き好き好き全部好きなの
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コンビニのドリアの深さみたいだね 飲み会のがや ぜんぶのはなし
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屋根たたく雨の音が好きなんだ 私はここで守られている
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素手でかえるを捕まえる君が目の前でうどんをすすっている
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君に抱く説明できない感情はおそらく未知の素粒子のせい
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冬ごもり 春は青しと知らぬものよピンと張る 縒り合わせた糸が切れるなんて 片糸より添ふ先に君見えず春は名ばかり 心冬ごもり
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