難波津の葦間の氷うち解けて今を春辺と浪の花咲く
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ごみだして プラもいいのか 便乗し 植木鉢だす 勝ち馬にのる
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大量の低糖質と低脂肪そいつは多分人倫違反
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データ待ち「来週出します」先月も 来週も それをおっしゃいますか
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寒冷は潤いもなくただドライ硝子みたいだ冷たい人ね
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嬢ちゃんはマグカップ持ち湯をかけてドアミラー開けやっと帰った
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いちにどの ちがいだろうが きのうより さむさやさしい みぎもなめてね
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コナァーユキ むかしのひとも 詠じたろう ただかきことば ニュアンスでないが
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僕を好きだと言う君を僕も好きになれないバグで処理落ちする
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好きなのは「忘れないで」と言ったとき「忘れないよ」と言えない真面目さ
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生命は勝手に湧いた、としておこう。事実だし恨む相手が減るし。
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酸素やらカルシウムやらをくっつけたピクセルアート 人と呼ばれる
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蝶々ってムカつくくらいきれいだな ホチキスで翅を綴じる
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すきだよと告げた途端にときめきが爆ぜて俺たちまとめて焦げる
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したたかに、けどしなやかに、我が道は、人と交わり続けるミチだ
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結局は理屈じゃないよな人間は。誘惑からしか始まらんストーリー
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この後の展開を期待して待てよ。こういうのが君ほしかったんだろ
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モーフィアス、モノリス握ってぶん殴る。秋の記録を塗り変える春
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肺の中よどんだ空気を入れ換えるために川沿い歩いて帰る
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ライダーカードがあつたと聞けば走りゆくトタンの屋根のスーパーセンミ
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ポチいない タマもいないし ミケもなし おーとどきしー 気のまよい
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家族でも友人でもないわたしたち 最後の夜は今日かもしれない
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雪晴れて今宵見初むる三日月の春ほのめかし霞む山の端
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いつかくるさよならを言う日のために泣いても笑える練習をする
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逆光は生身の君を護るため零から全へ作用している
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肝向かふこころに色ぞなき 今日の涙に色の絶へてなければ
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ケガおチビ じいじも見舞いに来たという 天に向かって見守り感謝
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胃もたれは因果応報模式図の指し示したる唯一の真
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嬢ちゃんに会いに寄ろうと思ったが吹雪もよせと言う旧道は雪
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首に輪を掛けられたまま後ろ手に縛られて立つスチールライフ
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