はじまりの恋をするのは春がいい。寝坊して君に叱られたい
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「あと二度で弁当作りも終わるのね」「美味かった」って言えずにごめん
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蛇の目みたいな君の舌ピアス なんなのそれ最高すぎんだろ
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甘酸っぱい発泡スチロールみたいな食感の乾燥イチゴ
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遠からず「自分」になってしまうだろう。カルスにも似て眠る赤子も。
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次世紀のこの町のゴミ分別のルールのように知り得ないこと
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ポリバケツを一個用意しまっすぐに頭を入れて歩いて運ぶ
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葦簾からモスキート音キャッチした ブラウン管はアフタヌーンショー
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生きていて良いのでしょうか?わたくしは。健常者ではございませんが
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星空を 足元に纏い 夜更かしす 未来はキラリ 炬燵で願う
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金属バットのキーンっていう音 アイスクリームがとけてゆく音
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この告白自首できぬまま時は過ぎ卒業時効近づく 逃げんなよ俺
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今日を生き耐えた力を「Pride」と呼んでいいかな?呼んでいいよな
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「長いね」と言ってもらったこのまつげ あなた見つめる集中線よ
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花色のピアスを選ぶ どの色を見ても思い出すのは君だ
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煙放つ君に焦がる我が身なら 尽きても悔ゆることなかりけり (タバコを吸っているあなたの姿に恋い焦がれてるのです。その煙で私の命が削られたとしても悔いはありません)
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ああ君と次の半世紀を過ごしたい下手な料理を作ったりして
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たった2分僕より高い平熱を持つ君笑う微熱持つ僕を
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LOVEうたう歌を小馬鹿にしてたけどLOVEって良いじゃん言ってこう𝓛𝓞𝓥𝓔
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怖気たつ真実見える深夜2時寝ることだけが目を曇らせる
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鬼のように痛む背中と引き換えに毎月いただく手取り16万
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ピントずらし世界の解像度を下げる見て不幸になる顔など見ない
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音楽の趣味は誰にも教えない群れからはぐれる理由を減らす
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怒れるは一つの才能なのである風呂場で叫ぶ昼間の怒り
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血の吹き出す体を抱いて夜を過ごす悪意の視線の切れ味すごい
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星屑が波と溶けあふ海原の果てを求めてさまよふ海月
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ふと切ってみた 夢のまた夢の輪の 指に絡ませる毛先すらなく
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月光が差すマンションのテラスにてバイト終わりの脱力タイム
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三学期終わり近づき好きなキャラきちんと書けたデデデ大王
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独身の友の豪遊羨ましくなんかはないさ土曜日の夜
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