無いより良い、明日も人でいたいから。朝晩食後寝る前、四錠。
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サモトラケのニケから羽根を授かって 空に飛び立つ ミロのヴィーナス
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蕪を擦り 鱈を炙って 過ごす冬 柚子の実を摘みに行ってきますね
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それだけの 罪と心の闇を抱えても幸せになれるとでも?
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三角のチョコレートパイ、冬の季語  冬を感じる 霜、雪、チョコパイ
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彼は優しいので彼の悲しみを わたしに分けてくれなどしない
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君が書いた ヘタクソな文字の メモ書きを 拾って僕は お守りにしている
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しがらみを 捨てることは できたけど 記憶だけは 断捨離できない
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君思い 歌を詠みつつ 寝落ちした 起きてその歌 思い出せない
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貴方から 貰った「ありがとう」 だけで なにか許されたような気がした
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軽井沢犬連れ旅行gotoで三密避けて犬楽しそう
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海風に吹かれる場面を望んでは 自宅寂しく画面に呟く
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結局は今の今までと同じで ズルズル君の横にいるだけ
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もう一度いうからちょっと、聞いててよ。ちょっくらそこのリモコン取って
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睨むよに紙面にばっかり目を向けて 仕事と言えど少し退屈
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暑がりの君には心地のいい季節 ポケットに手を突っ込んで言う
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瞬きをするとはつまり見てること 私の目には何が映るの?
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行燈あんどんを持つ君の背をチラリ見て 覗くうなじに 触れかける日に
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今しがた探してきたけど何処なのさ? 君の言うその楽園とかは
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痛いんだ きみの言葉が 突き刺さる ぼくのハートは 桃心ももごころだからね
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久しぶりに 神が僕に 降りてきた 戻るときには 連れてってくれ
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「そうっスね~」 君の相槌 軽薄で けれども何だか そのトーンが好き
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Utakataの タイムラインの 僕のアイコンが 一斉に瞬き ちょっとキショいね
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我こそがスーパーヒーローなる者と信じていたよね信じたかったね
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おせっかいも見守ることも優しさで指紋のような個人差がある
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病的な宇宙は森の美しい蝶の不幸な鱗粉の跡
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時の流れが無理やり僕を急き立てる ただふわふわと生きてたいだけ
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僕の心は ずいぶん前から 白黒モノクロームで 白い部分は すでに無いかも
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濡れたまま眠った朝の髪だからだから行かない ずる休みじゃない
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こっくりと 砂糖を入れた くるみパン あなたはつれない 甘くない味
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