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庭の隅 死んだ蜥蜴に蟻
集
(
たか
)
り 運ばれていく命だったもの
5
溶け込むような夏が来た。よーいどんで夏が来た。
4
引っ越しの最中 悩んだ片隅の『その他』の小箱は捨て去るべきか
7
布団干し窓開け放つ五月晴れ子らの帰省にあれこれ
忙
(
せわ
)
し
15
五月晴れ連休なんて名ばかりで掃除と子どもの世話で終わる
14
花風が 映した蒼の ゆらめきに 翼をたたむ 雨後のカワセミ
13
ぽかぽかの きみとおひるね うれしいな きみとふたりで なにもしない日
7
古
(
いにしえ
)
の人も味わったのだろな 瀬田川渡る風 心地良き
11
境内に鮮やか繁る青もみじ 木漏れ日眩し石山
詣
(
もうで
)
12
珈琲の豆はどちらを買うべきか いつも通りかアイスブレンドか
6
やめてくれ そんなにわたしを いたぶらないで たすけてくれよ やめておくれよ
4
ほどほどの 用事と予定 ポカポカの ごはんとお風呂 休み満喫
6
我が母の友人知己のみな逝きてひとり残さる命ぞ悲し
16
心地好い 疲労感に 満足し 上見上げれば 快晴の空
12
色弱ときみは自分を笑うけど青い桜を共に愛でたい
9
ひさびさに 明るい花壇をまじまじと 薄いブルーの小さき花よ
12
美容院いくとき お洒落したくなる だけども抑えて いつもの
雰囲気
(
デニム
)
9
薫風に隣家で はためく鯉のぼり 吾に真鯉はまだ見つからずや
6
悲しみが桜の波にさらわれて真っ青な空 短歌にしよう
9
見上げれば 雲一つない 青い空 顔を下ろすと 残雪の山
9
晴れたけど 今日はお家に こもりたい 自分暴走 手綱がきかぬ
9
脳裏から家のあれこれ拭い去り 今日は孫守り 集中集中
10
ハチ駆除者が始球式投げるアメリカのセンスが流石ただただ流石
12
眩
(
まぶ
)
しくて広げる5月これでもう片手はいつも日傘と手つなぎ
12
傘閉じて袖を濡らしてふと見ると、水玉模様にひんやりしてて
5
相合で惚れてるほうが濡れるなら、傘を閉じよう二人で濡れよう
10
チャック付きビニール袋をひと息に閉められる日がいつか来るかな
10
晴れたものの ねこはベッドと箱にこもり まだ目が覚めていないと見ゆる
7
記念日の直前くらい 美容院 渋らずウキウキ行こうぜ自分
14
敬老パスなるもの届く いよいよに 嬉しさ寂しさ しばし見つめる
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