モヤモヤともやる心に切り込んだカードという名の神託のメス
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美しい歌やことばをいつまでも愛していたいだけだったのに
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雨だからたぶん涙はバレてないハンカチだけじゃ拭いきれぬ夜
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乳液を乾燥防止につける冬 ねこがときどきおひざをにおう
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しんしんと雪は降りつつ世の中の音を消し去り別世界へと
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夢うつつ遠く瞬くあの光いつか砕けた欠片だろうか
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全生徒部活に加入推進部vs元祖こたつで眠る部
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ニュースばかり ながめている 外界のへんかでしか うごかないわたし
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若者が立ち読みをする姿さえ絶えてひさしいふるさとの町
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天命を待つ者と待たぬ者の差でアンサンブルはなりたっている
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深夜2時誰にも言わずにコンビニに行ったっていいわたしの人生
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愛しい人をいもと呼ぶならロードオブザリングの指輪も妹なのだろうか
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張り詰めた 糸が一本切れたとき 身体はボロボロ 心は散り散り
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息の歌ライブハウスを包み込みそばに感じる春の訪れ
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最期までなんてきれいな意志だろう涙の代わりに流す鮮血
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魂の歌声響く箱の中心震えて涙流れる
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強風で吹き飛ばされるのぼり旗「ヤバイ」とはしゃぐバイトの男女
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頻尿を抑えるために控えてた冷たい水をグッと飲み干す
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手をつなぐようにケーキの紙箱の持ち手にかけた指先冷える
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からっぽのうつわを目指し水面をバサロで破るための力学
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何者かになれたか遂にわからずに肌の日焼け跡のみ赤い
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君の手にかかればゴミも剣になる 魔法はあるよ 絶対ある
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「きつくても、頑張りなさい」そう言われ必死に目眩絶える昼過ぎ
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飲み過ぎは身体からだに良くないそう言われ我慢するも辛い精神
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五十年 オイ!オマエにも慣れました 猫にちゃん付け呼ぶ夫にも
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大金を手にするたびにヒィと鳴く 大丈夫わたしまだまだこども
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禁酒の日仕事が終わり机立ち今夜は白湯でほっと一息
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君の名の由来を知りたいけどそれは白いドレスじゃないと駄目かな
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オゾン層破壊するガス吹き出せて吉岡秀隆満足だろう
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部屋の隅 私の心 薄暗く 大きな雲が窓からのぞく
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