とりどりに 喜怒哀楽が ありてこそ 有難きかな 世を去る時は
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ぎこちなく声を殺して泣く彼の前世はきっと臆病な虎
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日曜の夕暮れ時はフル活動 3つの鍋で副菜作り
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古希過ぎてまさかの涙こらえてる「ゴジラ-1.0マイナスワン」なる映画
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それなりに推敲しての歌なれど 言われそうかな それがどうした
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あなたより一秒先に言わせてね 好きになったの私が先って
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作業所の出店でお皿とミニツリー買いて売り子の笑顔を貰い
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バターモチ 焼こうか悩む やや眠い日曜の午後 50分がネック
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誰か来て警戒したあと へっぴり腰 めちゃめちゃ低い姿勢のチビ猫
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磨きたていの一番に用たそと目離した隙母に使われ
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知らぬまま まったりくつろぐ わが猫たち もうすぐピンポン 消防点検
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守りたいものをなくしたこの日々は『明日』の意味もわからなかった
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猫トイレ始末するまで見終わってすぐ用をたし走り去るチビ
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凄い短歌うたに出会った予感のみあれど読み解く力のなきぞ悔しき
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何食べで ケンジが「アラフィフ」連呼する そんなに言うなよ 同い年なんだ(笑)
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枯れ葉散る 一枚たりと同じ葉はないと気づけば 少したじろぐ 
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拒否犬の柴犬説得試みて抱っこの肩にちょんと前足
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またひとつ試練を乗り越えちょっだけ こころにゆとり休息の時
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春が恋しい君がそう言うから椿すべて手折って作った春みぞれ
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遠き日の白き浜辺を夢見れば鴎の歌は目覚まし時計 
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尋ねごと此処にはあらじ電脳の網代を手繰れいまひとたびは
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前を見ているはずだった 気づかないうちにずっと、きみを見ていた
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道邊みちのへの 黃葉もみ銀杏いちやうむ先に 朝影のさし黃金こがねかがやく
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ひまわりはいいな自分の向いているべき方向を迷わないから
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冬立てる 朝明あさけの空のり色は 限りも知らぬ染織せんしよくなりけり
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其上そのかみを 思ひづらむありありと 夾算けふさんのさす册子さうしひらかば
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窓際で 夜明け眺めるねこたちよ 初日の出とか 見られそうだね
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水底みなそこに あくたと積もる紅葉もみぢはの 八千代をりて大地おほつちとなる
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アルミ缶背負う男の背中には おもーい過去もかいま見えたり
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願望とリスクをはかりにかけたまま今夜も僕は夢を見るのだ
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