ティーバッグ長めに蒸らし 甘酸っぱい苺の芳香 こころ解ほぐせり
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色柄はおまかせという通販で一番欲しいやつはまず来ない
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なんというか野放図に文字数を折り直せばいいのではないのに
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新年に 目標立てた箇条書き 年末掃除枯れ葉と燃える  
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山霧が真白につつむ冬景色わが心のうちまでしっとりと
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艶やかに霧雨纏う緑葉は冬らしからぬ潤いに満つ
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雪だるまをつくるつもりではないのだが加速する手で錠を取る
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暖かく締め切る窓を開けはなつ 冬の空気がリビング包む
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「じゃがいもは足がはやい」の初耳で 笑い転げる26息子キミ
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人生は 期限付きでも 自分には その期限日を 知らされずおり
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聖地には 悲しき景色 広がりて 今年はツリーも 出しあぐね居り
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冬枯れの 寂しさ舞うころ 呼ぶ名前 決まってあなたの 下の名前を
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上顎を扱く舌先三寸一寸古池の白い花弁よ
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あまりにも忘れるものが多すぎる 洗剤の替えもあの子の声も
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私のも悪くないよと言ってみる歌壇の朝の日課となりて
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中世の騎士のごとくにキスをする ベッドからはみ出た ねこの手を取り
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歴代の総理並べて見てみればしりとりできる? できない予感
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いつもより一本早いだけなのに世界が変わって見えた境い目
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世界中 死刑は廃止されてるのに ここでは増える 死刑宣告
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雨降りを知って知らずか入れたままいつかの傘にすくわれる帰路
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就職、結婚、子育て、親の介護をこなしまして 今全艇正常にゴールイン
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実家にて母はリハビリ励みつつ フードコートで焼き鳥など食す
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クリスマスキャロルの頃には落ち着いて 音楽礼拝行けるよになった(神様ありがとう)
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革命の六分間はボヘミアン・ラプソディなる神の旋律
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稼ぎ方キックバックの政治家と道切り拓く二刀ヒーロー
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キラキラのイルミネーション脚に付け散歩している朝五時の犬
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これ多分苦果くかであろうと諦めて腹たてぬ手のよすがとしよう
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ゲソ天の香りにつられ年越しの蕎麦をいただく小春日和は
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欲望は 利己心ばかり 煽りたて 愛を遠ざけ 滅びに至る
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愛という 幸せの素 手放すな 他人を愛せば 愛が溢れる
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